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J-GLOBAL ID：201702275815396273   整理番号：17A0763595

2つの赤外プローブの水素結合状態を決定する手段としてのFermi共鳴

Fermi resonance as a means to determine the hydrogen-bonding status of two infrared probes

著者 (6件)： Rodgers Jeffrey M. (Department of Chemistry, University of Pennsylvania, Philadelphia, Pennsylvania 19104, USA) ,  Abaskharon Rachel M. ,  Ding Bei ,  Chen Jianxin ,  Zhang Wenkai ,  Gai Feng
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 24  ページ： 16144-16150  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 種々の分子系におけるカルボニル/ニトリル官能基から生じるC=O/C≡N伸縮振動は,例えば,局所水素結合相互作用を評価するために,他の用途の中で頻繁に用いられている。しかしながら,実際には,問題のカルボニル基またはニトリル基がそのような相互作用に関与しているかどうかを確かめることは必ずしも容易ではない。ここでは,4-シアノインドールおよびシクロペンタノンをモデルとして用いて,フェルミ共鳴に基本的なC=OまたはC≡N伸縮モードが関与するとき,基礎となる振動結合定数(W)は,対応するカルボニル基またはニトリル基の水素結合状態の好都合なレポーターであった。具体的には,両方のグループについて,W値7.7cm^-1以上が水素結合相互作用に関与していることがわかった。さらに,同様の研究で観察されたように,Fermi共鳴結合により,約1.9psの周期を有するイソプロパノール中の4-シアノインドールの2次元赤外スペクトルの量子ビートをもたらすことがわかった。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *水素結合 ,  *Fermi共鳴 ,  *赤外線 ,  *プローブ ,  カルボニル基 ,  ニトリル ,  伸縮振動 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  シアン化物 ,  結合定数 ,  量子ビート ,  赤外スペクトル ,  FTIR分光法 ,  周波数 ,  脂環式ケトン
準シソーラス用語： インドール誘導体

分類 (1件)： 有機化合物の赤外・Ramanスペクトル(分子)  (BH06033S)

物質索引 (2件)： シクロペンタノン ,  1H-インドール-4-カルボニトリル

タイトルに関連する用語 (5件)： 赤外 ,  プローブ ,  水素 ,  結合状態 ,  Fermi共鳴