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J-GLOBAL ID：201702280375855587   整理番号：17A0412739

好中球プロテオーム解析は,プレコンディショニングによる虚血性効果の予防における抗酸化酵素,運動性及びリボソーム蛋白質の関与を明らかにする【Powered by NICT】

Neutrophil proteomic analysis reveals the participation of antioxidant enzymes, motility and ribosomal proteins in the prevention of ischemic effects by preconditioning

著者 (12件)： Arshid S. (Laboratory of Biochemistry and Protein Chemistry, Department of Cell Biology, Institute of Biology, University of Brasilia, Brasilia, DF, Brazil) ,  Arshid S. (Laboratory of Surgical Physiopathology (LIM-62), Faculty of Medicine, University of Sao Paulo, Brazil) ,  Tahir M. (Laboratory of Biochemistry and Protein Chemistry, Department of Cell Biology, Institute of Biology, University of Brasilia, Brasilia, DF, Brazil) ,  Tahir M. (Department of Biochemistry and Molecular Biology, University of Southern Denmark, 5230 Odense M, Denmark) ,  Fontes B. (Laboratory of Surgical Physiopathology (LIM-62), Faculty of Medicine, University of Sao Paulo, Brazil) ,  Montero E.F.S. (Laboratory of Surgical Physiopathology (LIM-62), Faculty of Medicine, University of Sao Paulo, Brazil) ,  Castro M.S. (Laboratory of Biochemistry and Protein Chemistry, Department of Cell Biology, Institute of Biology, University of Brasilia, Brasilia, DF, Brazil) ,  Sidoli S. (Department of Biochemistry and Molecular Biology, University of Southern Denmark, 5230 Odense M, Denmark) ,  Sidoli S. (Epigenetics Program, Department of Biochemistry and Biophysics, Perelman School of Medicine, University of Pennsylvania, Philadelphia, PA 19104, USA) ,  Schwaemmle V. (Department of Biochemistry and Molecular Biology, University of Southern Denmark, 5230 Odense M, Denmark) ,  Roepstorff P. (Department of Biochemistry and Molecular Biology, University of Southern Denmark, 5230 Odense M, Denmark) ,  Fontes W. (Laboratory of Biochemistry and Protein Chemistry, Department of Cell Biology, Institute of Biology, University of Brasilia, Brasilia, DF, Brazil)
資料名： Journal of Proteomics  (Journal of Proteomics)
巻： 151  ページ： 162-173  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0073A  ISSN： 1874-3919  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 腸虚血と再潅流障害は広く使用されているモデル,組織損傷と多臓器不全外傷・手術後に観測されたをもたらすものである。虚血と再潅流(IR)に先行する虚血プレコンディショニング(IPC)は,この損傷を軽減することが示され,潜在的治療用途を有している;が正確な機構は明らかではない。好中球は虚血と再潅流により生じる損傷の機構において重要な役割を果たしているIPCは好中球刺激と活性化の減少をもたらした。好中球プロテオームに及ぼすプレコンディショニングの効果は不明である。プロテオーム解析は,複雑な系を研究するための適切なツールとして批准した。好中球のプロテオームに及ぼす虚血のIPC前45分の効果を評価するために,著者らはWistarラット四群に分けた:対照,シャム開腹術,腸管虚血再潅流および虚血プレコンディショニングを用いた。好中球分離後,蛋白質を抽出し,トリプシン消化し,得られたペプチドはiTRAQ標識HILIC分画とnLC MS/MS分析により追跡した。データベース検索,正規化と統計的分析後,著者らのプロテオーム解析は実験群間の相対的豊度プロファイルに基づいて五種類のクラスタに帰属した2437蛋白質群を同定した。クラスタリングとそれに続く統計解析はIR及びIPCで有意にアップとダウンレギュレートされた蛋白質を同定した。クラスタに基づくKEGG経路解析は,アクチン細胞骨格,代謝,FcガンマR介在性食作用,ケモカインシグナル伝達,焦点接着と白血球経内皮移動のアップレギュレーションを明らかにしたリボソーム,スプライセオソーム,RNA輸送,小胞体およびプロテアソームにおける蛋白質プロセシングのダウンレギュレーションが,腸虚血プレコンディショニングした。酵素予測分析は,いくつかの重要な抗酸化酵素の調節を明らかにし,反応性酸素種産生におけるそれらの役割を示した。著者らの知る限り,本研究は,虚血プレコンディショニングの有益な役割と好中球プロテオームに及ぼすその効果を示す好中球の最も包括的かつ詳細な定量的プロテオミクス研究を述べた。このデータはIPC後PMNの役割を調節する基本的な保護機構の影響を理解するために役立つであろう,将来の研究のための信頼できる基礎を提供した。プレコンディショニングは虚血と再潅流からの臨床的意義を克服する戦略である。このような含意は,主要なプレーヤーとしての好中球を有していた。多くの出版物はこのような条件における好中球の特異的な生化学的及び生理学的役割について述べたが,このシナリオのより広い視野を提供するプロテオミクス研究の報告されていない。は虚血と再潅流前条件付けによって防げるこのような規制であるにより調節される蛋白質のグループについて述べた。このような発見は,関与する機構をより深く理解するための関連情報を提供するだけでなく,将来のバイオマーカーあるいは薬物標的分析のための基礎として役立つ可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： ケモカイン ,  アップレギュレーション ,  小胞体 ,  プロテオミクス ,  *プロテオーム ,  バイオマーカー ,  再潅流 ,  *虚血 ,  食作用 ,  ダウンレギュレーション ,  *好中球 ,  クラスタ化
準シソーラス用語： *プレコンディショニング ,  *プロテオーム解析 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 好中球 ,  炎症 ,  蛋白質 ,  虚血 ,  前処理 ,  経路解析

分類 (1件)： 生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (8件)： 好中球 ,  プロテオーム解析 ,  プレコンディショニング ,  虚血 ,  予防 ,  抗酸化酵素 ,  運動性 ,  リボソーム蛋白質