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J-GLOBAL ID:201702280392439245   整理番号:17A0255100

ファブリー病のためのin vitro薬剤スクリーニングモデルとしてのCRISPR/Cas9仲介GLA遺伝子ノックアウトの利用

Using CRISPR/Cas9-Mediated GLA Gene Knockout as an In Vitro Drug Screening Model for Fabry Disease
著者 (16件):
資料名:
巻: 17  号: 12  ページ: WEB ONLY  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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CRISPR/Cas9ゲノム編集システムは,ヒト細胞において遺伝子変異,欠失,そして修正を生み出すための有望な潜在力を明らかにしている。しかし,ファブリー病(FD)におけるこの強力なツールの適用は未だ探られる必要がある。酵素補充療法(ERT)である組換えヒトα Gal A(rhα-GLA)の定期的投与はFD患者において蓄積したGb3の排除のための現在,利用可能で効果的な治療である。しかし,ヒトの身体におけるrhα-GLAの短い半減期はその適用を制限する。更に,適切なin vitro疾患モデルの欠如はERTの効果を改善するためのハイスループット薬剤スクリーニングを制限した。従って,ERTの強度を増強し延長することができる潜在的候補のスクリーニングのための大きく拡大したin vitro FDモデルを確立することは価値がある。HEK-293T細胞におけるGLAのCRISPR/Cas9仲介遺伝子ノックアウトを用いて,筆者らはrhα-GLAの細胞薬物動態を調べるためのGLAヌル細胞を作製した。投与したrhα-GLAの半減期はGLAヌル細胞で約24時間であった。プロテアソーム阻害剤MG132とrhα-GLAの共投与は,rhα-GLA単独に比べ2倍GLA酵素活性を有意に回復した。更に患者由来繊維芽細胞におけるrhα-GLA/MG132の共処理は,rhα-GLA処理のみに比べ30%,Gb3排除を増した。併せて,CRISPR/Cas9仲介GLAノックアウトHEK-293T細胞は,rhα-GLAの細胞内薬物動態の評価や,rhα-GLAの効力を延長する候補のスクリーニングのためのin vitro FDモデルを提供する。このモデルを用いて筆者らは,MG132がrhα-GLAの半減期を延長し,Gb3排除を増強することを立証した。このことはFD治療におけるERTの効力を増強する方向に光を投げかける。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
先天性疾患・奇形一般  ,  遺伝子操作 

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