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J-GLOBAL ID:201702280785547018   整理番号:17A0565556

高速流動およびスピントラッピングESR測定によるポリ(ビニルアルコール)由来炭素中心ラジカルの分子構造の研究:グラフト重合反応の初期段階における短寿命中間体ラジカル

Molecular Structure of Poly(vinyl alcohol)-Derived Carbon-Centered Radicals Studied by Rapid-Flow and Spin-Trapping ESR Measurements: A Short-Lived Intermediate Radical in the Initial Stage of the Graft Polymerization Reaction
著者 (10件):
資料名:
巻: 90  号:ページ: 244-253(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: G0450A  ISSN: 0009-2673  CODEN: BCSJA8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ポリ(ビニルアルコール)(PVA)のグラフト重合の初期段階における短寿命中間体ラジカルのキャラクタリゼーションを行うために連続的高速流動電子スピン共鳴(ESR)を用いてポリ(ビニルアルコール)由来炭素中心ラジカルを検出した。ESRスペクトルはpH2.0においてPVA,過酸化水素およびTi2(SO4)3を混合することによって記録した。観察したスペクトルは三つの常磁性種,比較的少量の種Aおよび二つの比較的多い種B1およびB2を指示した。観察したプロトン超微細カップリング定数(hfcc)値に基づいて,種Aをヒドロキシル基を保持するメチン炭素からの水素原子引抜きによって生じたPVAの炭素中心ラジカルに帰属した。種B1およびB2をPVAの隣接部分(すなわち,頭-頭構造)の酸触媒ラジカル反応によって生じたPVA由来,カルボニル共役ラジカルの二つの構造異性体に帰した。スピントラッピングESR測定は80°Cにおいて水溶性スピントラッピング剤3,5-ジブロモ-4-ニトロソベンゼンスルホン酸ナトリウム塩(DBNBS)を用いて行った。スピン付加物に対して観察したhfcc値に基づいて種B1およびB2はグラフト反応条件下に生じた主体であるPVA主鎖由来ラジカルであることを確かめた。これらの知見はPVA-由来,カルボニル-共役ラジカルが酸性条件下のグラフト重合反応の初期段階での中間体ラジカルの一つであることを実証した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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高分子固体の構造と形態学 
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引用文献 (46件):
  • 1) I. Sakurada, Polyvinyl Alcohol Fibers, Marcel Dekker, Inc., New York, 1985;
  • 1) F. L. Marten, C. W. Zvanut, in Polyvinyl Alcohol: Developments, 2nd ed., ed. by C. A. Finch, Wiley, England, 1992, pp. 31-76;
  • 1) D. Feldman, A. Barbalata, <i>Synthetic Polymers: Technology, Properties, Applications</i>, Chapman & Hall, London, <b>1996</b>.
  • 2) K. Halake, M. Birajdar, B. S. Kim, H. Bae, C. C. Lee, Y. J. Kim, S. Kim, H. J. Kim, S. Ahn, S. Y. An, J. Lee, J. Ind. Eng. Chem. 2014, 20, 3913;
  • 2) M. Imoto, J. Text. Mach. Soc. 1957, 1, 1.
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