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J-GLOBAL ID:201702281209598329   整理番号:17A0287803

D,L-スルフォラファンはSTAT3シグナル経路を不活性化することにより,ヒト神経膠芽腫細胞におけるROS依存的アポトーシスを誘導する

D,L-Sulforaphane Induces ROS-Dependent Apoptosis in Human Gliomablastoma Cells by Inactivating STAT3 Signaling Pathway
著者 (4件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ブロッコリー由来異性体L-SFNの合成アナログであるD,L-スルフォラファン(SFN)は,異なる機構を通じた多数の腫瘍細胞型に対し細胞毒性効果を発揮し,癌細胞増殖の阻害においてL-異性体よりも強力である。しかし,SFNが神経膠芽種(GBM)細胞を傷害する手段はあまり理解されていない。本研究において,筆者らは,GBM細胞におけるSFNの抗癌効果を調べ,その下にある分子機構を明らかにした。細胞生存アッセイ,フローサイトメトリー,免疫蛍光法,そしてウェスタンブロットの結果は,SFNがカスパーゼ-3およびBaxの上方調節と,Bcl-2の下方調節を介して,用量および時間依存的にGBM細胞のアポトーシスを誘導できることを明らかにした。機構的に,SFN処理はGBM細胞において細胞内活性酸素種(ROS)レベルの増加に繋がった。一方,SFNは用量および時間依存的に,STAT3の構成的およびIL-6が誘導するリン酸化や,上流JAK2およびSrcチロシンキナーゼの活性化の両方も抑制した。更にGBM細胞において,ROS阻害剤N-アセチル-L-システインを用いたROS産生の阻害は,JAK2/Src-STAT3シグナリング活性化のSFNが仲介する下方調節と,引き続くアポトーシスに対する効果をアポトーシス関連遺伝子の誘導の阻害により,完全に逆転した。併せて,本データはSFNがSTAT3リン酸化のROS依存性不活性化を介してGBM細胞においてアポトーシスを誘導することを示唆する。これらの発見はGBM治療における癌化学予防薬としてのSFNの更なる評価の動機を与える。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  神経系の腫よう 
物質索引 (1件):
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