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J-GLOBAL ID：201702281329865358   整理番号：17A0237853

単一ナノ粒子の磁気渦コアのスイッチング

Switching the Magnetic Vortex Core in a Single Nanoparticle

著者 (4件)： PINILLA-CIENFUEGOS Elena (Universitat de Valencia, Paterna, ESP) ,  MANAS-VALERO Samuel (Universitat de Valencia, Paterna, ESP) ,  FORMENT-ALIAGA Alicia (Universitat de Valencia, Paterna, ESP) ,  CORONADO Eugenio (Universitat de Valencia, Paterna, ESP)
資料名： ACS Nano  (ACS Nano)
巻： 10  号： 2  ページ： 1764-1770  発行年： 2016年02月 
JST資料番号： W2326A  ISSN： 1936-0851  CODEN： ANCAC3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： K_0.22Ni[Cr(CN)₆]_0.74ナノ粒子の磁気渦状態を磁気力顕微鏡により4.2Kで低温観測した。ナノ粒子径の増大に伴い均一磁化の単一ドメインから花状態を経由して磁化強度はI_cohで最大となり,さらに粒径が増大するとナノ磁石の磁化軸のゆらぎにより磁化強度は減少し,渦状態の生成が観測された。最小(18nm)のナノ粒子では外部磁場強度-350~+100Oeで連続的磁化反転が進行した。単一ドメインより若干小さいナノ粒子(20nm)では-200~-50Oeで磁化反転が観測された。23nmナノ粒子では-300~-200Oeで磁化反転は完結した。25nm粒子では-100Oeで明確な渦構造が出現した。極めて小さい外部磁化でスイッチング可能な磁気ドットの化学的なリソグラフィーの可能性を示唆した。

シソーラス用語： シアノ錯体 ,  *ニッケル錯体 ,  *クロム錯体 ,  カリウム化合物 ,  *ナノ粒子 ,  *磁心 ,  スイッチング ,  磁気力顕微鏡 ,  サイズ効果 ,  ナノ構造 ,  磁性体 ,  *磁場効果 ,  *磁化反転 ,  *量子ドット ,  リソグラフィー
準シソーラス用語： ナノ磁石 ,  *磁気コア ,  *磁気ドット ,  *磁気渦

分類 (3件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P) ,  コバルトとニッケルの錯体  (CE01092Y) ,  電子・磁気・光学記録  (NC06020F)

タイトルに関連する用語 (4件)： ナノ粒子 ,  磁気渦 ,  コア ,  スイッチング