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J-GLOBAL ID:201702281652832834   整理番号:17A0497951

酸素-ペリ-架橋キノリニウムカチオンおよびそのモノラジカル対応物

An Oxygen-peri-Bridged Quinolinium Cation and Its Monoradical Counterpart
著者 (3件):
資料名:
巻: 2017  号: 11  ページ: 1407-1412  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1026A  ISSN: 1434-193X  CODEN: EJOCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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イオントラップ質量分析計で,2ヨウ素原子とNOラジカルの衝突-活性化解離(CAD)による2,4-ジヨード-5-ニトロキノリニウムカチオンからのσ,σ,π-トリラジカルの生成を試みた。しかし,生成物の反応性は,トリラジカルよりむしろモノラジカルと一致していた。その形成の反応機構を探索した。最初のCADステップでは,ヨウ素原子が失われ,2-ヨード-5-ニトロ-4-デヒドロキノリニウムカチオンが発生した。量子化学計算で,第2のCADステップにおいて,C-4のラジカル部位が隣接したNO2基に付加し,続いてのNOの損失により2-ヨード-4-オキシル-5-デヒドロキノリニウムカチオンが発生することが示唆された。この計算で,3回目のCADステップでは,このカチオンが環化して,酸素-ペリ-架橋2-ヨードキノリニウムカチオンを形成し,次いで,それが残留するヨウ素原子を失い,ジストニックな4,5-酸素-ペリ-架橋2-デヒドロキノリニウムカチオンを生成することも示唆された。類似した4-オキシル-5-デヒドロキノリニウムカチオンについて,環化が14.0kcalmol-1の自由エネルギー障壁と,8.7kcalmol-1の発熱を持つことが計算された。環化生成物は,実験的に観察された初めての酸素-ペリ-架橋ナフタレン誘導体であり,またそれは,低い反応性を示した。しかし,それのモノラジカル対応物は非常に反応性で,典型的なラジカル反応を受けた。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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キノリン,イソキノリン  ,  光化学反応,ラジカル反応 
物質索引 (8件):
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タイトルに関連する用語 (4件):
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