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J-GLOBAL ID：201702281950038058   整理番号：17A0498384

DNAのG-四重システムに関する量子力学的研究

Quantum mechanical investigation of G-quartet systems of DNA

著者 (1件)： Villani Giovanni (Istituto di Chimica dei Composti OrganoMetallici, ICCOM - UOS Pisa, Area della Ricerca del CNR, Via G. Moruzzi, 1, I-56124 Pisa, Italy. [e-mail])
資料名： New Journal of Chemistry  (New Journal of Chemistry)
巻： 41  号： 7  ページ： 2574-2585  発行年： 2017年 
JST資料番号： H0785A  ISSN： 1144-0546  CODEN： NJCHE5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： DNAのG-四重システムは,最適化した単量体および二量体構造に対する信頼のおける量子力学的(QM)アプローチにより研究されている。同じQM法を用いるがジオメトリの最適化を行わない2つの四重螺旋システムの計算を,本質的な生物システムにおける二量体の成果を少なくとも定性的に伝達する可能性を初めて検証するために行った。いくつかの本質的な特性(最適化したジオメトリ,エネルギーおよび原子チャージ)を計算し,議論した。そのようなシステムの挙動を定性的および定量的に述べるために,電場における特性をまとめ,これらの系が2つの異なるタイプのキャビティを持つことを見出した。すなわち,電場の最小値が中心にあるものと,この最小値がグアニン面の1つにあるものである。1つの二量体に対してK⁺またはNa⁺陽イオンの添加を行い,グアニン面の最適化の重要性を試験した。この最適化なしで,両イオンについてカチオンの2つの安定な配置を見出した。つまり,グアニンの最適化を考慮すると,K⁺のシステムの場合はキャビティの中心にカチオンの安定な配置があり,Na⁺のシステムの場合はキャビティの内部と非常に小さな境界の両方で2つの安定なカチオンの配置があった。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *立体配座 ,  *四重螺旋 ,  *DNA【核酸】 ,  密度汎関数法 ,  金属イオン ,  カリウム ,  ナトリウム ,  最適化 ,  ポテンシャルエネルギー ,  水素結合 ,  二量体 ,  分子内力学 ,  電場効果 ,  窒素複素環化合物 ,  ヒドロキシ化合物
準シソーラス用語： *G-四重螺旋 ,  量子力学/分子力学法

分類 (1件)： 核酸一般  (EB04010U)

物質索引 (1件)： グアニン

タイトルに関連する用語 (3件)： DNA ,  量子力学 ,  研究