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J-GLOBAL ID：201702281958700620   整理番号：17A0499371

狭い開口を通る拡散脱出 古典的な問題への新しい洞察

Diffusive escape through a narrow opening: new insights into a classic problem

著者 (2件)： Grebenkov Denis S. (Laboratoire de Physique de la Matiere Condensee, CNRS, Ecole Polytechnique, Universite Paris Saclay, F-91128 Palaiseau Cedex, France. [e-mail]) ,  Oshanin Gleb
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 4  ページ： 2723-2739  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 角サイズεの小さな脱出窓(EW)を備える不可入閉じ込め境界を有する円形または球形のミクロドメイン中を拡散する粒子の平均第一退出時間(T_ε)を調べた。EWの拡散探索に対するEWにおけるエネルギー/エントロピー障壁ならびに境界との長範囲相互作用(LRI)の影響に焦点を合せ,T_εのために化学反応速度論において著名なCollins-Kimball関係式に類似し,両方の律速因子を明示的に考慮する一般表式を誘導する自己無撞着近似を開発した。本研究の解析はε→0の限界においてT_εへの障壁誘起寄与が支配的な寄与であることを明らかにし,狭隘脱出問題が「拡散律速」というよりはむしろ「障壁律速」であることを暗に示した。先頭の複数の項の前の係数がLRIポテンシャルの一部の積分および微分によって表されるT_εのための小さなε展開式を報告した。一例として三角形井戸型ポテンシャルを考え,T_εが引力LRIの度合に対して非単調であり,中程度の度合を有するもので最小となり,境界に過度に濃縮されることもバルクに過度に深く滲入することもないことを示した。本研究の解析予測は,数値シミュレーションと良好に一致した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *拡散 ,  *脱出 ,  *開口 ,  障壁 ,  *円 ,  *球 ,  *ミクロドメイン ,  エントロピー
準シソーラス用語： エネルギー障壁

分類 (2件)： 物理化学一般その他  (CB01030T) ,  コロイド化学一般  (CB11010C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 拡散 ,  脱出 ,  問題 ,  洞察