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J-GLOBAL ID:201702285763112096   整理番号:17A0050908

イソフルランはデスフルランよりも脳発達に対して有害である:Akt/GSK3βシグナル伝達経路の役割

Isoflurane Is More Deleterious to Developing Brain Than Desflurane: The Role of the Akt/GSK3β Signaling Pathway
著者 (6件):
資料名:
巻: 2016  号: Anesthesiology  ページ: ROMBUNNO.7919640 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7008A  ISSN: 2314-6133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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小児麻酔に用いられるのより安全な吸入麻酔薬の需要が増加している。この点に関して,研究者らは,イソフルランがデスフルランよりも発達中の脳に対してより毒性があるかどうかを議論した。本研究では,出生後のイソフルラン曝露とデスフルラン曝露による長期的な認知能力に対する影響を比較し,Akt/GSK3βシグナル伝達経路の役割を調べた。生後6日目(P6)のマウスをイソフルランまたはデスフルランのいずれかに曝露し,その後Akt/GSK3βのリン酸化レベルおよび学習および記憶をP8またはP31で評価した。Akt/GSK3βのリン酸化レベルおよび学習および記憶は,リチウムによる介入後に調べた。本研究では,デスフルランではなくイソフルランが,P31において空間学習と記憶の機能を低下させることを見出した。行動変化に伴い,イソフルランのみがGSK3βの過剰活性化を引き起こし,p-Akt(ser473)およびp-GSK3β(ser9)の発現を減少させた。リチウムはGSK3βの過剰活性化を防ぎ,イソフルラン誘発認知障害を軽減した。これらの結果は,イソフルランが,多重曝露の状況においてデスフルランよりも発達神経毒性を誘導する可能性がより高く,Akt/GSK3βシグナル伝達経路がある程度このプロセスに関与することを示唆する。GSK3β阻害は,発達中の神経毒性を防ぐ有効な方法である可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  小児科学一般  ,  全身麻酔  ,  全身麻酔薬の基礎研究 

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