文献
J-GLOBAL ID:201702286185872109   整理番号:17A0155111

台風下でも発電可能な「次世代風力発電サービス」の提供に向けた試み

著者 (3件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 20-23  発行年: 2017年02月10日 
JST資料番号: L1693A  ISSN: 0918-7510  CODEN: KUENE9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
風力発電は,環境負荷が小さい点や他の再生可能エネルギーと比して発電施設の建設コストが抑えられる点などから,太陽光発電とともに大きな期待が寄せられている分野である。しかし,プロペラ式の風力発電機は,騒音の問題やバードストライクの危険があるほか,台風などの強風下では設備が損壊してしまうリスクがあるため,巨大なエネルギーを持つ台風の接近時には稼働を停止させなければならない。チャレナジーが開発した世界初の「垂直軸型マグナス式風力発電機」と,発電機の異常検知や予兆把握を可能とする日本ユニシスの「IoT遠隔監視システム」を組み合わせ,台風も含め,様々な風況下での安定的な電力供給実現を目指している。チャレナジー社が開発した「垂直軸型マグナス式風力発電機」は,プロペラではなく円筒を気流中で自転させた時に発生する「マグナス力」により動作する。垂直軸型にマグナス式を組み合わせた方式で風力発電のフィールドテストを行うのは世界初の試みである。風向や風の強弱の影響を受け難く,耐久性・安全性も高いという特徴を持つ。円筒の回転数を制御することで,台風などの強風下でも稼働させ,発電することが可能となるため,従来の風力発電の概念を覆す可能性を秘めている。日本ユニシスが提供する「IoT遠隔監視システム」は,風力発電設備に取り付けたセンサーデバイスからデータを収集して,人工知能(AI)技術を取り入れたビッグデータ解析・機械学習を行うことで,発電設備の安全な稼働をモニタリングする仕組みである。注目が高まっている「IoT(Internet of Things)の領域で同社が展開すべく開発を進めてきた「IoTビジネスプラットフォーム」(センサーデバイス,ネットワーク,データ収集・解析,機械学習などを垂直統合的にワンストップで提供するサービス)の第1号プロジェクトとなる。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
風力発電  ,  大規模擾乱,台風,大気重力波 

前のページに戻る