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J-GLOBAL ID:201702286464202545   整理番号:17A0467395

イチゴ「あまおう」の育苗期における熱線吸収資材の被覆が苗質および頂花房の花芽分化に及ぼす影響

Effects of Heat-Absorbing Film on Seedling Quality and Flower Bud Differentiation in Nursery Period in the Strawberry Variety ‘Amaou’.
著者 (3件):
資料名:
号:ページ: 16-22  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: Y0232C  ISSN: 2189-4876  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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イチゴ「あまおう」の育苗期において熱線吸収資材の被覆が定植期の苗質と頂花房の花芽分化に及ぼす影響について検討した。熱線吸収成分を3~5%含む被覆資材を展張した育苗ハウス内の光量子束密度は,遮光率58%の黒色寒冷紗を外張り展張した遮光と比べて近赤外部の波長域では24~46%と低く,一方,光合成有効波長域では110~151%と高く,成分量は多いほど透過が抑制された。また,ハウス内気温,地温およびイチゴ苗の葉温は,熱吸収資材が黒寒冷紗利用と同等だった。熱吸収資材利用の葉柄長は2カ年とも黒寒冷紗利用と比べて短かった。また,平年と比べて多日照だった2013年では,熱吸収資材利用のクラウン径は黒寒冷紗利用と同等だったのに対し,寡日照の2014年では,熱吸収資材利用のクラウン径は黒寒冷紗利用と同等以上で,クラウンの乾物重が重かった。頂花房の花芽分化は,2013年では熱吸収資材利用と黒寒冷紗利用が同等だったのに対し,2014年では熱吸収資材利用が黒寒冷紗利用より早かった。以上のように,イチゴ「あまおう」の育苗期においてハウスに3~5%の熱線吸収成分を含む被覆資材を用いると,黒色寒冷紗の外張り展張より近赤外線を多く吸収し,同等の遮熱効果を示すこと,光合成有効放射が多いため徒長せず,クラウンの充実程度が同等以上の苗質となること,寡日照の年は定植期の苗質が充実し,頂花房の花芽分化が早まることが明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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果樹  ,  発生,成長,分化 

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