文献

J-GLOBAL ID：201702287637464247   整理番号：17A0127132

運動中の結晶:動的固体における機械的効果

Crystals on the move: mechanical effects in dynamic solids

著者 (5件)： Commins Patrick (New York University Abu Dhabi, PO Box 129188, Abu Dhabi, United Arab Emirates. [e-mail]) ,  Desta Israel Tilahun ,  Karothu Durga Prasad ,  Panda Manas K. ,  Naumov Pance
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 52  号： 97  ページ： 13941-13954  発行年： 2016年12月18日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱や光のような外部刺激に曝されると,特定の単結晶は運動量を獲得して運動を始める。分子スケールでは,このようなダイナミック単結晶の運動性は相転移や気体生成物を伴わない化学反応で誘発され,肉眼的には遅い(可逆的または非可逆的な)あるいは速やかな変形として,または速やかでほとんど即時の結晶の推進としてしばしば崩壊を伴って現れる。曲げ,ねじり,巻き取りなどの遅い再構成プロセスの弾性エネルギは他の物体の作動に利用できる。速やかな崩壊プロセスは圧力に敏感な用途の開始に使用できる。本総悦は,ダイナミック結晶の研究の最近の進歩を要約し,熱隆起および光隆起(跳躍)結晶の急速な運動の機構を解説した。集合的な証拠はこれらの固体が無機マルテンサイト材料の有機系類似体であることを示した。ダイナミック現象に導く分子プロセスの定性的説明は提供されたが,速度論の定量化,抽出可能な有用仕事量の評価,およびそれらの生起の予測はまだできていない。これらの材料のポテンシャルを熱や光を運動エネルギに変換する基本的に重要なプロセスを速やかにかつ効率的に行うように連結することがモーションギヤやデバイスへの利用の基礎となろう。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *相転移 ,  光照射 ,  *駆動 ,  光異性化 ,  鋸歯状振動 ,  隆起 ,  *単結晶 ,  確率論 ,  *運動 ,  分子構造 ,  *結晶構造
準シソーラス用語： ジグザグ ,  鋸歯形成 ,  *相変化材料 ,  熱駆動 ,  分子パッキング

分類 (3件)： 一成分系の相平衡・状態図  (CB03013K) ,  光化学一般  (CB08010U) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

タイトルに関連する用語 (3件)： 運動 ,  結晶 ,  固体