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J-GLOBAL ID:201702287820995826   整理番号:17A0320962

天然及び再生絹マトリックスに異なる鉱化作用の解明【Powered by NICT】

Elucidation of differential mineralisation on native and regenerated silk matrices
著者 (5件):
資料名:
巻: 68  ページ: 663-674  発行年: 2016年 
JST資料番号: W0574A  ISSN: 0928-4931  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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骨無機化はマトリックス上でヒドロキシアパタイト(HA)ナノ結晶の核形成を誘導する蛋白質テンプレートにより誘発された巧妙に仕組まれた手法である。絹フィブロインから優れたナノ複合材料を作製するために,カイコBombyx moriの天然紡糸繊維で作られた繊維網状構造はHA核形成に及ぼすフィブロインマトリックスの固有特性の影響を支える再生フィブロイン(凍結乾燥膜)と比較した。天然紐は静電気引力,HAの核形成と析出を開始し,Ca~2+イオンを結合できることを見出し,ATR-FTIRによるアミドピークにおける離散シフトによって証明された。この現象は,フィブロイン上でのHA核形成の促進におけるアミド結合の関与を示唆した。,天然組紐のCaCl_2SBF浸漬はc軸に沿ってHAの優先成長をもたらし,針状ナノ結晶を形成し,市販のHAに匹敵するCa/P比を持っていた。再生凍結乾燥マトリックスもアミド結合における顕著なピークシフトを示したが,HA成長は(211)面のみにもかかわらず組紐よりも有意に低い強度に限定されていた。一方,再生膜は,SBP浸漬7日以内にHA析出の結晶学的証拠を提供しなかった。本研究では,マトリックスにテンプレートバイオミネラリゼーションの調節に重要な役割を果たしていると思われるB.moriの一次フィブロイン構造に光を当てた。も表面粗さ,形状,比表面積,屈曲性,及び二次立体配座のような固有の材料特性は,無機化の程度の調節に影響を及ぼすことを見出した。このように,著者らの研究は,有用な洞察を生成し,整形外科応用のための骨模倣,絹/鉱物ナノ複合材料マトリックスの可能性をさらに調べるために将来の研究が必要である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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