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J-GLOBAL ID:201702288381519985   整理番号:17A0410065

ビタミンD受容体はAxin1のための新規転写調節因子である【Powered by NICT】

Vitamin D receptor is a novel transcriptional regulator for Axin1
著者 (10件):
資料名:
巻: 165  号: PB  ページ: 430-437  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Axin1はβ-カテニン破壊複合体の足場蛋白質,破壊されたならば,種々のヒト疾患の病因に寄与する,結腸直腸発癌と炎症性腸疾患(IBD)を含む。著者らは以前,Salmonella感染はAxin1の分解とプラズマ隔離を促進する,細菌浸潤と炎症反応をもたらすことを実証した。ビタミンD及びビタミンD受容体(VDR)は,炎症性腸疾患および結腸癌の重要な調節因子であると思われる。VDRおよびアキシン1は全ての腸炎症に関与しているが,これらのプロセスは関連または独立して機能するかは不明である。この研究では,VDRはAxin1の生理的レベルの維持のための重要な調節因子であるという仮説を立てた。腸上皮条件付きVDRノックアウトマウスモデル(VDR~ΔIEC)および培養細胞系を用いて,アキシン1の発現に及ぼすVDR状態の影響は,ウエスタンブロットおよびリアルタイムPCRにより評価した。喪失および機能獲得試験から,転写及び翻訳レベルでAxin1のVDRの調節を調べるために用いた。細胞は分子機構研究のためのシクロヘキシミドまたはアクチノマイシンで処理した。Axin1の候補ゲノムVDR結合部位を,クロマチン免疫沈降(ChIP)アッセイにより試験した。VDR,アキシン1,およびβ-カテニン間の物理的相互作用は免疫沈降によって試験した。異なるVDR状態とアキシン1の細胞内局在は,分画および免疫組織化学により決定した。VDR欠失はAxin1の低い蛋白質およびm RNAレベルをもたらすことを見出した,アキシン1のノックダウンは,VDR蛋白質の発現レベルを変化しなかった。免疫沈降データはVDRとアキシン1間の物理的相互作用を支持しなかった。Axin1のVDR調節は調節領域にアキシン1遺伝子のVDRゲノム結合部位によるものであった。分画データはサイトゾルAxin1は有意にVDR欠失により減少,核分画が変化しないままであることを示した。回腸では,アキシン1は頂端上皮と陰窩のサイトゾルに分布していた。VDRはAxin1の生理的レベルの維持に重要である。VDR標的遺伝子としてAxin1の発見は,VDRとβ-カテニンシグナル伝達経路間の相互作用への新しい基本的な洞察を提供する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  ビタミンD 
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