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J-GLOBAL ID:201702288455580312   整理番号:17A0221813

事前形成された2nm銀クラスターのイオン液体中への堆積:カチオン-クラスター相互作用による安定化

Preformed 2 nm Ag Clusters Deposited into Ionic Liquids: Stabilization by Cation-Cluster Interaction
著者 (3件):
資料名:
巻: 120  号: 11  ページ: 6239-6245  発行年: 2016年03月24日 
JST資料番号: W1877A  ISSN: 1932-7447  CODEN: JPCCCK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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数nmサイズの金属クラスターはその応用に期待がもたれているが,特に銀クラスターは光学的性質や殺菌性が特長である。クラスターの合成法は種々あるが,湿式法は均一サイズで大量合成が可能である。その媒質として室温イオン液体(RTIL)は低蒸気圧などの利点があるが,今回,超音速ノズル膨張で事前形成された直径2nmの銀クラスターのRTIL,ヘキサフルオロリン酸1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムへの打ち込みという合成法を試みた。銀クラスターのプラズモン共鳴により液体は黄色に色づき,10μg/mLまではクラスターはRTIL中にばらばらのまま留まり,それ以上では凝集が始まる。100μg/mL以上では融合が始まった。プラズモン共鳴のピークシフトから,クラスター表面には溶媒のカチオン層が形成されていると考えられる。融合により,より低エネルギー領域に吸収が現れ,10μg/mL以下での凝集体とは区別される。銀L端のXANESスペクトルはこの濃度変化に対応して変化した。この測定のためのX線照射により溶液の色が変化し,これは透過電子顕微鏡と紫外可視測定から凝集体の分解が起きたことが分かった。
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分類 (4件):
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原子・分子のクラスタ  ,  分子間相互作用  ,  固体プラズマ  ,  非晶質金属の構造 
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