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J-GLOBAL ID:201702291027607803   整理番号:17A0438827

マレーシアにおける地域コミュニティに根ざした流域管理-ケーススタディ:ReviValプロジェクトとKelab Alami Kawaプロジェクト-

Development of Community-based Watershed Management in Malaysia-Case Studies in Project ReviVaL and Kelab Alami Kawa-
著者 (7件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 63-69  発行年: 2017年03月15日 
JST資料番号: L0678B  ISSN: 1342-3983  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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本稿では,マレーシアにおける地域コミュニティを基盤とする持続可能な流域管理の実施状況について,ReviVaLプロジェクトならびにKelab Alami Kawaの2件をケーススタディ事例として紹介する。ReviVaLプロジェクト(Varsity池再生プロジェクト)は,マラヤ大学構内のVarsity池を対象とするプロジェクトで,長期の富栄養化過程解析と持続可能な池管理の確立を目的とする。Kelab Alami Kawa(Kawa体験クラブ)は,スランゴール川下流域を対象とし,地域住民への科学学習の場の提供と蛍保護地区の持続可能な維持管理を目的として実施している。ReviVaLプロジェクトでは,一期(Research),二期(Fixing)および三期(Life)の3つのフェーズからなる枠組みを設定し,一期では富栄養化の原因調査を,二期では解明された原因の除去を,それぞれ自治体の支援の基に実施した。現在進行中の三期では,自治体と地域コミュニティの共同活動による持続可能な池の管理を目指している。Kelab Alami Kawaは,地域のステークホールダの支援の元,青少年を対象に水質/生物相モニタリングとホタル調査の2件の学習プログラムを設定した。しかし,その後のプロジェクトの活動範囲は,科学学習プログラムの枠組みを超え,毎月の河川清掃活動,ゴミの分別収集活動ならびにマングローブ植林活動にまで広がっている。両プロジェクトは,自治体や地域コミュニティの支援を元に,good“heartware”を基盤とする活動である。このような実施・支援体制の確立によって,両プロジェクトはインパクトのある成果の創出とともに,関係する組織体がお互いに納得できる解決策の策定に成功したものであり,持続可能な総合琉危機管理体制の構築に不可欠な要素を示している。(著者抄録)
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分類 (1件):
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環境衛生,公害対策一般 
引用文献 (14件):
  • Abdul Rahaman N., Noordin N., Sahat R., Muhamad Y., Majizat A. (2010) Putrajaya lake and wetland current status and lesson learned. http://plwmos.ppj.gov.my/v_expert_panel_resource.asp (accessed on June 25, 2016)
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  • Baccelle L., Bosellini A. (1965) Diagrammi per la stima visive della composizione percentuale nelle rocche sedimentarie. Annali dell'Universita di Ferrara (Nuova Serie), Sezione 9, Scienze geologiche e paleontologiche 1(3), 59-62.
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  • Fadiran A. O., Dlamini S. C., Mavuso A. (2008) A comparative study of the phosphate levels in some surface and ground water bodies of Swaziland. Bulletin of the Chemical Society of Ethiopia, 22(2). 197-206.
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