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J-GLOBAL ID:201702291206554236   整理番号:17A0704647

Lアスコルビン酸2,6 ジパルミタートはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌のバイオフィルム形成と病原性を阻害し,Caenorhabditis elegansにおけるトリアシルグリセリド蓄積を防ぐ【Powered by NICT】

l-Ascorbyl 2,6-dipalmitate inhibits biofilm formation and virulence in methicillin-resistant Staphylococcus aureus and prevents triacylglyceride accumulation in Caenorhabditis elegans
著者 (5件):
資料名:
巻:号: 38  ページ: 23392-23406  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7055A  ISSN: 2046-2069  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,メチシリン耐性Staphylococcus aureus(MRSA)に対するLアスコルビン酸2,6 ジパルミタート(ADP)の抗バイオフィルム,抗病原とanticarotenogenic可能性を評価した。ADPはMRSAによって濃度依存的に生物膜形成を阻害した。光学及び共焦点レーザー走査顕微鏡分析は,ADPの強力な抗バイオフィルム活性を確認した。さらに,ADP処理は,MRSAの増殖/代謝活性への影響なしに病原性因子を阻害した。ADP処理はまた,過酸化水素,メチレンブルーおよび全血の存在下でのMRSAの生存に影響し,生物膜形成及び病原性に関与する遺伝子の発現を調節した。抗生物質によるADPの組合せは,MRSA感染からCaenorhabditis elegansを防御する。スタフィロキサンチン合成を阻害する化合物は,真核生物におけるトリグリセリド蓄積を阻害することが知られている。したがって本研究では,ADPの抗肥満可能性もモデル線虫C.elegansを用いて評価した。結果はADPの能力食品消費あるいは生殖に影響を与えることなく,トリアシルグリセリド蓄積を緩和することを明らかにした。FTIR分析は,脂肪蓄積の減少を確認した。qPCR解析は脂肪酸合成とインシュリンシグナル伝達に関与する遺伝子の発現を妨害するADPの能力を明らかにした。加えて,分子ドッキング分析は,MRSA,C.elegansおよびヒトにおけるスタフィロキサンチンとオレイン酸生合成とステアロイル-コエンザイムAデサチュラーゼ1に関与する蛋白質と相互作用するADPの能力を予測した。本研究で得られた結果は,ADPは強力な抗病原性と抗肥満薬として利用できることを示唆した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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抗細菌薬の基礎研究 
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