文献
J-GLOBAL ID:201702291719074632   整理番号:17A0036358

Beas-2BおよびU937細胞の間のα-粒子照射誘発性両側バイスタンダー応答の情報伝達因子と経路

Signaling factors and pathways of α-particle irradiation induced bilateral bystander responses between Beas-2B and U937 cells
著者 (8件):
資料名:
巻: 789  ページ: 1-8  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: C0520B  ISSN: 0027-5107  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
放射線照射誘発性のバイスタンダー効果(RIBE)は,その潜在的健康リスクのため,何十年も研究されているが,根底にある遺伝子調節については,特にRIBEにおける免疫系と炎症応答の役割については,未だにほとんど不明である。この研究では,バイスタンダー情報伝達因子と細胞間コミュニケーションを明らかにするため,マクロファージU937細胞と上皮Beas-2B培養を共培養した。α-粒子照射後に,ERKおよびp38経路の両方がBeas-2B細胞において活性化されるとともにTNF-αおよびIL-8のオートクリンおよびパラクリン情報伝達が随伴して,照射細胞への直接損傷がもたらされた。同様のTNF-αおよびIL-8の上方調節はα-照射Beas-2B細胞と共培養後のバイスタンダーU937細胞において誘発された。この上方調節はNF-κB経路の活性化に依存しており,α-照射Beas-2B細胞の損傷増強に関わっていた。興味深いことに,バイスタンダーU937細胞におけるTNF-αおよびIL-8 mRNAの発現増加は明らかに照射Beas-2B細胞における活性化されたERKおよびp38経路に中継されており,共培養Beas-2B細胞におけるTNF-αおよびIL-8 mRNAの上方調節も部分的にバイスタンダーU937細胞における活性化NF-κB経路によるものであった。U0126(MEK1/2阻害剤),SB203580(p38阻害剤),またはBAY 11-7082(NF-κB阻害剤)の前処理により,α-照射Beas-2B細胞における損傷悪化は大きく軽減させることができた。著者らの結果により,MAPKおよびNF-κB経路により調節されるTNF-αおよびIL-8の放出がα-粒子照射後の細胞損傷を相乗的に増加させたマクロファージ仲介性両側バイスタンダー応答の新規情報伝達カスケードが明らかになった。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  細胞レベルに対する影響 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る