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J-GLOBAL ID：201702291931029557   整理番号：17A0544847

土壌中のアブシシン酸の運命に及ぼす有機粘土とバイオチャーの影響の評価

Assessing the Effect of Organoclays and Biochar on the Fate of Abscisic Acid in Soil

著者 (5件)： GAMIZ Beatriz (CSIC, Sevilla, ESP) ,  COX Lucia (CSIC, Sevilla, ESP) ,  HERMOSIN M. Carmen (CSIC, Sevilla, ESP) ,  SPOKAS Kurt (Agricultural Res. Serv., U.S. Dep. of Agriculture, Minnesota, USA) ,  CELIS Rafael (CSIC, Sevilla, ESP)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 65  号： 1  ページ： 29-38  発行年： 2017年01月11日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 農業において使用されている生物農薬であるアレロパシーやシグナル伝達化合物の土壌中での挙動について研究した。農業土壌中のアブシシン酸(ABA)の2つのエナンチオマの吸収,残留性および浸出が土壌改良剤である2つの有機粘土およびリンゴの木由来のバイオチャーによって如何に影響を受けるかについてバッチ吸着実験により検討した。その結果,アブシシン酸の吸着性は有機粘土で改質した土壌中においては経時的に幾分低下し,リンゴの木由来のバイオチャーで改質した土壌では上昇することが分かった。土壌中のアブシシン酸の浸出は土壌を改良すれば遅れて,それはエナンチオマ選択的であることが明らかになった。以上,土壌改良によってアブシシン酸の浸出を抑制できるが,それは土壌改良材の種類によって異なり,本実験ではリンゴの木由来のバイオチャーが効果的であった。著者らは土壌改良剤が根圏のアブシシン酸の植物と微生物の可用性に影響を与えるであろうと考察した。

シソーラス用語： *粘土 ,  *チャー ,  アレロパシー ,  植物ホルモン ,  エナンチオマ ,  土壌改良剤 ,  土壌物理特性 ,  生物農薬 ,  耕土 ,  土壌化学特性 ,  残留農薬 ,  不飽和カルボン酸 ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  単環セスキテルペン ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： *バイオチャー ,  土壌吸着 ,  *有機粘土

分類 (1件)： 土壌化学  (FB04040C)

物質索引 (1件)： アブシシン酸

タイトルに関連する用語 (5件)： 土壌 ,  アブシシン酸 ,  有機粘土 ,  バイオチャー ,  影響の評価