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J-GLOBAL ID：201702292268212274   整理番号：17A0204844

iTRAQ共役2D LC-MS/MSを用いたアンモニアの高濃度により誘発された免疫応答と筋収縮に関与するブロイラー気管蛋白質の差次的発現解析【Powered by NICT】

Differential expression analysis of the broiler tracheal proteins responsible for the immune response and muscle contraction induced by high concentration of ammonia using iTRAQ-coupled 2D LC-MS/MS

著者 (4件)： Xiong Yan (Institute of Animal Science, Chinese Academy of Agricultural Sciences) ,  Tang Xiangfang (Institute of Animal Science, Chinese Academy of Agricultural Sciences) ,  Meng Qingshi (Institute of Animal Science, Chinese Academy of Agricultural Sciences) ,  Zhang Hongfu (Institute of Animal Science, Chinese Academy of Agricultural Sciences)
資料名： Science China. Life Sciences  (Science China. Life Sciences)
巻： 59  号： 11  ページ： 1166-1176  発行年： 2016年 
JST資料番号： C2576A  ISSN： 1674-7305  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アンモニアは家禽における呼吸器疾患の主な原因である汚染物質と考えられてきた。気管病変を引き起こす可能性があるにもかかわらず,気管への有害な影響は,十分には研究されていない。本研究では,相対的及び絶対的定量(iTRAQ)に基づくプロテオーム解析のための等圧タグを用いた高濃度アンモニアにより誘導されるArbor Acresブロイラー(Gallus gallus)における気管変化を検討した。全体で,偽発見率1%の範囲内で3,706の蛋白質を同定し,119有意に差次的に発現した蛋白質を含んでいた。機能解析は免疫応答と筋収縮に関連する蛋白質は有意に濃縮されていたことを明らかにした。免疫応答に関しては,アップレギュレートされた蛋白質(FGAのような)であった炎症が,ダウンレギュレートされた蛋白質は抗原プロセシングと抗原提示(MYO1G),免疫グロブリンおよびカテリシジン産生(fowlicidin),及び免疫不全(PTPRCのような)に参加した。筋収縮に関しては,全ての差次的発現蛋白質(TPM1)は上方制御された。気道疾患の一般的な特徴である,ムチンの過剰発現も観察された。6選択した蛋白質の転写変化を定量的RT-PCRにより分析した。全体として,プロテオーム変化は気道閉塞の発症を示唆し,アンモニア曝露後の気管における宿主防御を減少させた。これらの結果は,アンモニア毒性に対する将来の介入に対する,価値ある参考として役に立つ可能性がある。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： プロテオーム ,  *気管 ,  プロテオミクス ,  ムチン ,  *タンパク質 ,  *筋収縮 ,  アップレギュレーション ,  *アンモニア ,  RT-PCR法 ,  *ブロイラー ,  気道
準シソーラス用語： 過剰発現 ,  *差次的遺伝子発現 ,  *iTRAQ ,  *LC/MS/MS , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： アンモニア ,  ブロイラー ,  プロテオミクス ,  気管

分類 (3件)： 健康被害  (SB03070P) ,  粒状物調査測定  (SB03060E) ,  呼吸器の疾患  (GI03000Z)

タイトルに関連する用語 (14件)： iTRAQ ,  共役 ,  2D ,  LC-MS ,  アンモニア ,  高濃度 ,  誘発 ,  免疫応答 ,  筋収縮 ,  ブロイラー ,  気管 ,  蛋白質 ,  差次的発現 ,  解析