HOME > 雑誌詳細

雑誌詳細

診断と治療社 | 雑誌詳細:小児科診療

小児科診療

最新の情報からベーシックな知識までわかりやすくお届けします!

読者の要望にお応えすべくup-to-dateな特集を提供.内容の充実とわかりやすい解説に腐心しました.

一目で要点をとらえ,本文へ読みすすみやすいレイアウト.

「増刊号」・「特大号」を年各1冊発行.読者の厚い信頼に応える内容で日常診療に不可欠な情報満載.

連載「Photo Quiz」ではビジュアルに画像診断のポイントを解説.

2024年 Vol.87 No.6 2024-05-14

紹介医に伝えたい「腎炎・ネフローゼ症候群」

定価:3,190円(本体価格2,900円+税)

冊 

電子版はこちらからご購入いただけます.
※価格は書店により異なる場合がございます.

https://store.isho.jp/search/detail/productId/2406513970
(外部サイトに移動します)
https://www.m2plus.com/content/isbn/9784015108706
(外部サイトに移動します)
次号予告

2024年 Vol.87 No.7 2024年06月発売予定
特集/「食べる」ことをめぐる問題


今後の特集(予定)

Vol.87 No.8 特集/公費補助制度を使いこなす!

Vol.87 No.9 特集/消化器関連検査を極める!

Vol.87 No.10 特集/つながる内分泌学

Vol.87 No.秋増刊号 特集/臓器別に斬る小児の感染症

Vol.87 No.11 特集/遺伝学的検査 Up to Date

Vol.87 No.12 特集/学校における医療行為と医療ケア

ページの先頭へ戻る

掲載論文

序 文  /神田祥一郎 

Ⅰ.総論:腎炎・ネフローゼ症候群のファーストタッチ
どのようなときに疑うか?  /中村実沙子・他 
尿所見からわかること  /横山 貴・他 
3歳児検尿・学校検尿からわかること  /柳原 剛 
どのようなときに急ぐのか?  /西山 慶 
腎病理からわかること  /松岡健太郎 

Ⅱ.各論:腎炎・ネフローゼ症候群の専門診療
IgA腎症  /寺野千香子 
紫斑病性腎炎  /中野栄治 
膜性増殖性糸球体腎炎  /山村なつみ 
感染後腎炎  /宇田川智宏 
ANCA関連腎炎  /滝澤慶一 
ループス腎炎  /飛田和えりか 
溶血性尿毒症症候群(HUS)  /藤丸季可 
Alport症候群  /榊原菜々 
微小変化型ネフローゼ症候群  /日吉祐介・他 
巣状分節性糸球体硬化症  /安藤太郎・他 
膜性腎症  /金子直人 
尿酸代謝異常による急性腎障害  /貝藤裕史 
間質性腎炎  /原田涼子・他 
薬剤性腎障害  /松村英樹 

ページの先頭へ戻る

ねらい

紹介医に伝えたい「腎炎・ネフローゼ症候群」
―3歳児検尿・学校検尿のその先は?―
  /神田祥一郎 東京大学医学部小児科

 腎炎とネフローゼ症候群は小児腎臓病領域のなかで最も出会うことの多い疾患群です.診断契機は様々ですが,学校検尿をきっかけに診断されることも多いです.3歳児検尿と学校検尿は小児科医にとってとても身近な健診です.しかし,腎炎・ネフローゼ症候群に対して難しさを感じる小児科医は少なくありません.その理由の1つとして,検尿の有所見者を腎臓専門施設に紹介した後の経過や各疾患の詳細にふれる機会が少ないことがあげられます.また,診断に腎病理所見が密接にかかわっている場合が多いです.しかし腎病理との接点が少ないため,それがさらに難しく感じる理由となっているかもしれません.
 そこで,本特集では,専門施設に患者が紹介された後の経過を知り,腎炎とネフローゼ症候群をより具体的にイメージしてもらうため,『紹介医に伝えたい「腎炎・ネフローゼ症候群」―3歳児検尿・学校検尿のその先は?―』を企画しました.
 総論では,「腎炎・ネフローゼ症候群のファーストタッチ」について説明しています.まずどのようなときに,腎炎・ネフローゼ症候群の存在を疑い,そして緊急の対応が必要なのか,それぞれ解説していただきました.腎炎・ネフローゼ症候群の初期対応の参考にしてください.次に,専門家の視点から3歳児検尿と学校検尿について解説していただきました.この解説を読むと検尿システムがどのように診断に結びついているか理解を深めることができます.また,尿所見や腎病理については,多くの写真を用いて説明していただきました.提示していただいた写真は大変貴重なものですので,ぜひ,永久保存版として本特集を大事に使用していただけたらと思います.
 各論では,「腎炎・ネフローゼ症候群をきたす各疾患の紹介後の診療」についてそれぞれの分野の第一人者の先生方に詳しくわかりやすく説明していただきました.紹介した患者の診断がついた後の経過,治療や予後などについて参考にしてください.
 読者の皆様には,本特集を通じて「腎炎・ネフローゼ症候群」に少しでも親しみを感じ,本書を診療の一助として使用していただけたら幸いです.
 末筆ではございますが,執筆してくださった先生方,本誌編集委員会の先生方に深謝申し上げます.

ページの先頭へ戻る

当社発行の雑誌は論文単位でPDFファイルのダウンロード購入
が可能です.詳細はメディカルオンラインへ            

2024年 Vol.87
No.6 特集/紹介医に伝えたい「腎炎・ネフローゼ症候群」最新号
No.5 特集/それってほんとにITP?
No.春増刊号 特集/子どもの皮膚診療を極めるために
No.4 特集/新生児・乳児の感覚に寄り添う
No.3 特集/小児コロナウイルス感染症の現在地と小児医療に与えたインパクト
No.2 特集/米国の小児医療・卒後教育の現状と臨床留学への手引き
No.1 特集/小児疾患におけるアフェレシス
2023年 Vol.86
No.12 特集/微量元素とビタミンが子どもにとってなぜ必要か
No.11 特集/成長曲線を書こう
No.秋増刊号 特集/アレルギー疾患 最新治療と生活からの視点
No.10 特集/古くて新しい予防接種〜この10年で何が変わったか〜
No.9 特集/トリソミーのすべて:NIPTの時代に
No.8 特集/小児・AYA世代がん診療の現在と未来
No.7 特集/ポストコロナ,少子化時代:30年後の小児医療と人材育成
No.6 特集/小児の敗血症診療up to date
No.5 特集/研修医として今知りたい新生児の診療に必要な手技
No.春増刊号 特集/小児の治療指針
No.4 特集/知っておきたい小児炎症性腸疾患(IBD)
No.3 特集/これでよくわかる自己炎症性疾患
No.2 特集/全身をみて,腎・尿路疾患に気づく
No.1 特集/子どもと家族への心のケア
2022年 Vol.85
No.12 特集/医療情報の利活用 現在と未来
No.11 特集/感染症診療における迅速検査を知る
No.秋増刊号 特集/今考える,移行期医療
No.10 特集/食物アレルギー
No.9 特集/くわしく知ろう小児の機能性消化管疾患
No.8 特集/小児在宅医療をすすめるために
No.7 特集/血液・腫瘍疾患,急ぐべきときは「今」
No.6 特集/小児神経検査マニュアル
No.5 特集/研修医・専攻医・指導医のための小児科研修指南
No.春増刊号 特集/小児画像診断のコツ
No.4 特集/サイトカインストームと小児疾患
No.3 特集/症例から考える小児泌尿器疾患小児病院での私のみかた
No.2 特集/子どもの事故(傷害)いかに防ぐか
No.1 特集/基礎理論に基づいた小児漢方診療
2021年 Vol.84
No.12 特集/治療可能な先天代謝異常症を診断しよう!
No.11 特集/小児遺伝子疾患事典
No.10 特集/頭痛診療の基本から最新の知見まで
No.9 特集/おさえたい川崎病ガイドラインのツボ
No.8 特集/発生学から考えてみよう!小児の先天疾患
No.7 特集/小児栄養 UP to DATE
No.6 特集/統計的分析手法と研究デザイン
No.5 特集/乳幼児健診実践ガイド
No.増刊号 特集/〜エキスパートの経験に学ぶ〜小児科 Decision Making
No.4 特集/小児科医の疑問に答える!子どもと新型コロナウイルス
No.3 特集/災害時の小児医療〜災害の経験を今後に活かす〜
No.2 特集/新ガイドラインの理解を深める 新生児マススクリーニング
No.1 特集/学童期の神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
2020年 Vol.83
No.増刊号 特集/症候・疾患からみる小児の検査
2019年 Vol.82
No.増刊号 特集/小児の診療手技