迅速かつ正確なCOVID-19検出を可能にする紙基板センサデバイスの開発
体系的課題番号 |
JPMJJR2009 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJJR2009 |
研究代表者 |
南 豪 東京大学, 生産技術研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 既存のウイルス検査法(PCR、抗原検査、抗体検査)は、いずれも検査時間・正確性・使用試薬(特に酵素)の安定性に課題がある。これを克服するため、本研究では、使い捨て可能な紙を基体とした紙基板センサデバイス(PSD)を作製する。さらに、機械学習を導入した画像処理アルゴリズムと組み合わせオンサイト定量検出システムを構築し、迅速・簡便性・正確性・低コストを併せ持つ、既存技術の代替となる COVID-19検出デバイスを開発する。
本研究で開発するPSDは、インフルエンザウイルス、エボラウイルス、結核などの感染症にも適用可能であるとともに、確立した画像解析アルゴリズムをCCDカメラやスマートフォンなどの小型電子機器に実装することで、環境計測や食品分野でも利用可能なセンサデバイスの基盤技術の確立につながると期待される。
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研究領域 | 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連 |