最新号

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今月号の注目記事

ゲノム編集で若葉生産に適したオオムギを開発  /  今井 亮三, 手塚 大介, 秦 政博
標的遺伝子のピンポイント改変で育種効率化
乳たんぱく質:α-ラクトアルブミンの健康機能研究  /  柳樂 明佳
肝疾患や女性特有の健康課題に対する可能性
適応的実験室進化の原理とその応用:薬剤耐性化機構の解明から有用物質生産菌の育種まで  /  前田 智也, 古澤 力
適応的実験室進化の方法論
Aging Clockと老化制御  /  大藪 葵, 亀井 康富
健康寿命の鍵を握る骨格筋とエピゲノムの関係
研究者のための特許入門3  /  野村 和弘
特許の書類とその役割
微生物に関するオンライン対応型出前授業教材の作成と展開  /  北村 凰妃, 坂本 菫, 鈴江 里梨歌, 前野 心美, 山口 倖奈
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化学と生物 Vol.63 (2025) No.3

全文PDF :
英文要旨および目次PDF :

巻頭言

SDGsの先に向けて  /  沖野 龍文

Page. 103 - 103 (published date : 2025年3月1日)
冒頭文
リファレンス
SDGs(持続可能な開発目標)は,生命・食・環境を中心分野としている「化学と生物」にとって,羅針盤とすべきものである.検索してみるとSDGsと明記した記事は少なかったが,ここ2, 3年増えてきている.

今日の話題

ゲノム編集で若葉生産に適したオオムギを開発  /  今井 亮三, 手塚 大介, 秦 政博

Page. 104 - 106 (published date : 2025年3月1日)
概要原稿
リファレンス
ゲノム編集によるピンポイント改変を行うことで,これまで子実生産用に育種されてきた,国産オオムギ品種の出穂を遅らせ,若葉生産という新需要に対応した育種が,短期間に達成可能であることが示された.
vol63_3

解説

乳たんぱく質:α-ラクトアルブミンの健康機能研究  /  柳樂 明佳

Page. 107 - 113 (published date : 2025年3月1日)
概要原稿
リファレンス
牛乳中のたんぱく質には栄養源としての側面と,健康の維持増進に働く機能性素材としての側面がある.本稿では乳たんぱく質の役割と乳たんぱく質の一種であるα-ラクトアルブミンの機能性研究,主に肝疾患,女性特有の健康課題に対する作用について紹介する.
vol63_3

適応的実験室進化の原理とその応用:薬剤耐性化機構の解明から有用物質生産菌の育種まで  /  前田 智也, 古澤 力

Page. 114 - 122 (published date : 2025年3月1日)
概要原稿
リファレンス
適応的実験室進化(ALE)は特定の選択圧下で生物を進化させる方法であり,薬剤耐性機構の解明や有用物質生産菌育種など様々な研究に活用されている.本稿ではALEの方法論及び,研究への応用事例を紹介する.
vol63_3

Aging Clockと老化制御  /  大藪 葵, 亀井 康富

Page. 123 - 131 (published date : 2025年3月1日)
概要原稿
リファレンス
本稿では,人体最大の組織であり,健康寿命延伸の鍵となる骨格筋を中心に,さまざまな臓器・組織の老化を制御するエピゲノム機構に焦点を当てて,老化研究の最新知見を紹介する.
vol63_3

セミナー室

研究者のための特許入門3  /  野村 和弘

Page. 132 - 136 (published date : 2025年3月1日)
概要原稿
リファレンス
本連載では,研究者にとって役に立つ特許制度の仕組みを紹介する.第3回となる本稿では,特許の書類とその役割を説明する.
vol63_3

農芸化学@HighSchool

微生物に関するオンライン対応型出前授業教材の作成と展開  /  北村 凰妃, 坂本 菫, 鈴江 里梨歌, 前野 心美, 山口 倖奈

Page. 137 - 141 (published date : 2025年3月1日)
概要原稿
リファレンス
コロナ禍において人々の行動が大きく制限され,それまで実施されていた出前授業が中止になるなど小中学生が科学に触れる機会が大きく減少した.

書評

付着生物のはなし 生態・防除・環境変動・人との関わり  /  梅澤 大樹

Page. 142 - 142 (published date : 2025年3月1日)
概要原稿
リファレンス
読者の皆様は,付着生物と聞いてどのような生物を思い浮かべるだろうか? また,私たち人間とのどのような関わりを思い浮かべるだろうか?

糖の化学  /  袴田 航

Page. 143 - 143 (published date : 2025年3月1日)
概要原稿
リファレンス
いつ「糖」の講義を受けたか.高校生物では栄養素として,化学では生物を構成する分子として登場した.大学ではクラム有機化学(1990年4版)の「15章 糖とヌクレオチド」で学んでいる.

付録

和文誌編集委員  / 

Page. 0 - 0 (published date : 2025年3月1日)
概要原稿
リファレンス