水電解電極として世界最高活性を示す非金属触媒の技術革新
体系的番号 |
JPMJTR22T4 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR22T4 |
研究責任者 |
近藤 剛弘 筑波大学, 数理物質系, 准教授
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研究期間 (年度) |
2022 – 2024
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概要 | 我々は最近、水電解電極触媒の一端である酸素生成反応(OER)を担う電極触媒として菱面体硫化ホウ素(r-BS)とグラフェンの混合物を用いると非金属として世界最高レベルの活性と高い耐久性を示すことを明らかにしました。さらに、第一原理計算を行って実験結果を検証したところ、r-BSのみでは低い活性であるが、硫黄の一部を炭素に置換すると極めて高活性なOER触媒になることが明らかとなりました。即ち理論計算においても実験を支持する結果が得られました。本研究ではこの発見を将来的な社会実装に向けた共同研究体制の構築へつなぐため、反応活性点の特定と反応メカニズムの解明を行います。これにより本材料を我が国のゆるぎない技術として確立させます。
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