概要 | 国際社会の枠組みの中で非常に重要になっている世界的な水危機に関わる情報はほぼ全て欧米からの発信であったため、水田に代表されるアジア独特の水循環や人間活動の影響を考慮した日本独自の世界水資源モデルを世界に先駆けて開発し、水資源のアセスメントを行いました。大規模データベースと結合された水資源モデルには、ダム貯水池操作を考慮した灌漑農業をはじめ、生活・都市用水需要の変動、環境用水の概念などが導入され、それを用いて推算された世界の水危機の現状とその将来展望について米科学誌サイエンス等を通じて発表しました。
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