概要 | 本研究では、分子・原子レベルから細胞レベルまでを対象に蛋白質複合体の動的な構造変化に基づく生体防御 の調節機構を解明します。生体が、コレクチンとフィコリン依存性に自己と非自己を規定する認識機構、引き続くセリンプロテアーゼ活性化による補体活性化メ カニズムの解析、さらにファゴサイトーシスというダイナミックな細胞現象の場におけるNADPHオキシダーゼの活性化モデルなどから、機能発現のための複 合体の構造変換の実態に迫り、その結果として感染症や自己免疫性疾患に対する生体の新しいバイオマーカーと自然免疫増強による感染防御システムの確立を目 指します。
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