概要 | 我が国は、未曾有の大地震の経験から、「防災力の鍵」となる重要な情報の管 理は平時から備えなければならないことを学んだ。この重要な情報とは,個人の健 康・医療・介護およびハザードの情報や災害現場の映像情報である。本研究の 到達目標は,要支援者の健康状態や服薬などの個人情報と、危険地帯を予 測できるハザード情報、災害現場を把握する動画像情報を融合させるものである。 平時より、要支援者情報やハザード情報の多方面からの集積・一元管理とドロー ンの運用を実施するとともに,災害時には、要支援者に必要な医療資源やその 状況を把握、ハザード情報から危険地域を予測・移動経路を算出、ドローンを用 いてリアルタイムに災害現場を監視・関係者での共有、さらに、交通事故の発生を 天候や時間帯によって割出すシステムを構築する。これらの活動を通して、地域の 防災力の向上させ、要支援者を含む全ての住民とっての安心・安全な地域づくり を目指す。
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