概要 | 初夏から秋にかけて日長が短くなると開花するイネなどの短日性農作物は、犯罪防止のために屋外照明を設置すると人為的長日条件に遭遇し、収量や品質が激減する光害(ひかりがい)が生じる。このため、水田に隣接する農道への夜間照明設備の設置が進んでいない。本活動では、JST 独創的シーズ展開事業で開発した「イネに光害を発生させないLED照明」の有効性を示すことにより、社会実装の阻害要因となっている農家との合意形成を推進し、地域や行政と連携して夜間でも安心して通行が可能な安全な通学路の確保を目指す。さらに、光害に配慮した夜間でも「安心・安全な通学路」の照明計画の整備モデルを提案する。
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