概要 | 治療重点の医療から“疾病予防・健康増進”を重視する保健医療体系への転換が求められているが、健康づくり(一次予防)のみの対策には限界が指摘されている。ここで、社会レベルでの疾病予防(ゼロ次予防)の対象として、生活基盤である住環境の重要性が再認識されている。 本プロジェクトでは、高齢化率が日本の40年後と同じ40%に達する中山間地域の高知県梼原(ゆすはら)町をフィールドとした実証実験を行う。具体的には、フィールド調査に基づいて、ゼロ次予防推進に貢献する住環境の論拠を獲得し、住民主体型の生涯学習およびICTを活用した住環境見守りシステムによって、健康長寿支援のしくみを構築する。
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