概要 | ミュージアムは、日常生活に彩りや癒しを与え、世の中を違った視点で見ることを促し、人と人とをつなげるといった価値を提供するサービスの場である。しかしながら、現状ではそのようなサービスを比較したり、その効果を表現する手法がなく、来場者数といった尺度でしか評価されていない。 本プロジェクトでは、ミュージアムにおける体験を触発型サービスとして捉え、それを記述、評価、促進するためのモデルを構築する。本モデルの構成要素となるのは、来館者が触発されるポイント、学芸員の意図や予測の表現、および、触発された結果の創出と流通のメカニズムである。ミュージアムにおけるワークショップを現場として、情報技術を活用したモデルの構築を行うとともに、触発という現象を観察・分析・展開するフィールドスタディを実施する。
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