概要 | 注意欠如・多動症(ADHD)は、5%程度の児童に発症する発達障害で、症状の結果として生じる困難な生育・生活環境が学業不振や社会的不適応、精神疾患の発症という二次障害に繋がることから、小学校就学前後の適切な支援の提供とそのための客観的指標の確立が課題となっている。これまで、ADHDの診断は行動観察が中心であったが、実装責任者らはADHD児の脳機能低下と薬効による回復を客観的にモニターする機能的近赤外分光分析診断法を開発した。 本実装活動では、この診断法を活用して、診断・検査、結果の提供という一連の検査システムを機能させるとともに、開発した客観的な指標の共有を通じて家族・学校・病院間の密な連携を促進する。
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