概要 | 現代社会が解決すべき喫緊の課題として、メンタルヘルスの増進がある。これまでに、成人期の心理的問題の半数は児童期に始まっていることや、メンタルヘルス対策は長期的な社会経済的損失をもたらすことが明らかにされている。そのため、“問題が顕在化してから”の対応ではなく、幼少期、つまり小学校での早期予防的観点が必要不可欠であるといえる。 本プロジェクトでは、小学生を対象として、教師が学級で実行可能なメンタルヘルス予防プログラム(Universal Unified Prevention Program for Diverse Disorders: Up2d2)の社会的実装を通じて、現代社会の抱える問題を切り抜ける適切な知識と技術である心理的レジリエンスを備えた市民の育成を行うことを目指す。
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