概要 | 全固体電池の量産性向上が強く求められるなか、電解液と同等のイオン伝導性を示しながら、ロールツーロール法の適用が可能な固体電解質の開発が重要になっている。我々は分子結晶に注目し、高いイオン伝導性(伝導度:10-4 S/cm (30 °C), 10-5 S/cm (-20 °C), Li+イオン輸率:0.95)と可塑性を併せ持つ新規固体電解質を開発してきた。本課題では、分子結晶電解質について、伝導性のさらなる向上、コスト低減、自立膜化の三項目を検討する。分子結晶を用い、自立膜として電解液と同等のイオン伝導性を示す固体電解質材料を作製することにより、全固体電池の量産に貢献する。
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