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J-GLOBAL ID：200902216250491748   整理番号：09A0057092

回転しながら軸方向に振動する円盤と静止円盤の間の半径方向隙間流れの動特性

著者 (5件)： 堀口祐憲 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  上野圭徳 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  高橋康太朗 (大阪大 基礎工) ,  宮川和芳 (三菱重工業 高砂研) ,  辻本良信 (大阪大 大学院基礎工学研究科)
資料名： ターボ機械  (Turbomachinery)
巻： 37  号： 1  ページ： 52-62  発行年： 2009年01月10日 
JST資料番号： S0391B  ISSN： 0385-8839  CODEN： TKAICZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論では,軸方向に振動する回転円盤と静止円盤からなる実験装置を用いて円盤間の隙間を流れる流体について調べた。ここでは,実験とバルク流れモデルを用いた数値計算により,ターボ機械のバランスディスクとバランスシートを模擬した平板間を流れる流体の動特性を調べた。その結果以下の知見を得た。1)隙間入口,出口で圧力が一定に保たれる場合,平行流路,縮小流路では流体力は軸方向振動に対して安定化の効果を持つ,2)拡大流路では,外向きの流れの場合,隙間流れの減衰係数が負,内向き流れの場合,剛性係数が負となり,流体力が軸方向振動に対して不安定化の効果を持つ,3)実験の系では,隙間内径側の圧力変動が大きい,4)実験で得られた圧力変動を境界条件に用いると,バルク流れモデルにより,流体力変動を推定できる,5)隙間内径側の圧力変動は,隙間流れの流量特性と,これに接続される系の流量特性から決まる,など。

シソーラス用語： ターボ機械 ,  軸方向荷重 ,  *流体力 ,  スラスト軸受 ,  軸振動 ,  *隙間流 ,  半径流 ,  *流体流 ,  円板 ,  シミュレーションモデル ,  数値解析 ,  模型試験
準シソーラス用語： バランスディスク ,  静止円板 ,  *平板間流れ

分類 (2件)： 流体機械一般  (QD01000G) ,  流体力学一般  (BC01010Z)

引用文献 (4件)：

• 稲田. 隙間流励起振動に関する研究 (第1報, 一次元テーパすきまの壁面に作用する流体力の評価). 日本機械学会論文集 (C編). 1987, 53, 488, 933
• CHILDS, D. W. Fluid-Structure Interaction Forces at Pump-Impeller-Shroud Surfaces for Axial Vibration Analysis. Transactions of the ASME, Journal of Vibration and Acoustics. 1991, 113, 1, 108
• HSU, Y. Fluid Flow Equations for Rotordynamic Flows in Seals and Leakage Paths. Transactions of the ASME, Journal of Fluid Engineering. 2002, 124, 1, 176
• HIRS, G. G. A Bluk-Flow Theory for Turbulence in Lubricant Film. Transactions of the ASME, Journal of Lubrication Technology. 1973, 137

タイトルに関連する用語 (5件)： 円盤 ,  静止 ,  半径方向 ,  流れ ,  動特性