抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究の目的は消防車用パワーアシストバルブを構築することである。日本の消防団員の数は年々減少しており,消火活動の省力化が課題だ。パワーアシストバルブによって消火活動での負担を軽減させることができる。しかしながら,消火活動のマニュアルにより装置の完全な自動化は行うことができない。そこで本研究ではSIMに基づき,人間の意思に従うパワーアシストシステムの構築を目指す。まず我々はインピーダンスパラメータとバルブの開時間の関係を調べ,操作トルクからバルブの開時間を予測する方法を確立した。この方法によって操作トルクと追従誤差で構成される全体評価は約半分へと改善された。次に,我々はリアルタイムの開時間予測によって予測誤差を短くする方法を確立した。初期操作トルクから予測する方法ではパラメータを一度だけ更新することができる。これに対し,リアルタイムに予測する方法では逐次パラメータを更新することが可能だ。この手法は全体評価を0.46から0.29へとさらに改善させた。(著者抄録)