抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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工程の評価を与える指標として,工程能力指数が定義されている。特に,製品品質に関する規格幅と目標品質からのズレにより定義される工程能力指数C
pmは,その成り立ちよりTaguchi指数や損失基準による工程能力指数と呼ばれる。Boylesは,このC
pmの推定量を打点統計量として利用した管理図について考察しており,これが工程能力指数の変化を観測するのに適切な方法であると論述している。工程能力指数C
pmはTaguchi指数や損失基準による工程能力指数と呼ばれていることを勘案すれば,C
pm管理図が,当初より経済性の概念を内包していることはいうまでもない。一方,管理図の設計規準には,管理図を運用する場合の経済性による規準が存在する。そこで本研究では,Taguchiの損失関数に基づく工程の経済的評価のもとで,経済性の概念を内包するC
pm管理図を運用する場合の運用コストと管理外れ状態を見過ごすことにより発生する損失コストにより管理図の総管理コスト関数を定義し,このコスト関数の値を最小化するC
pm管理図の経済的運用法について考察する。(著者抄録)