抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
アントレプレナー・エンジニアリング(起業工学:EE)は,企業の技術開発・製品開発活動の中で,最も源泉となる創造的なアイデアがどのように発生し,それを如何にして経済的価値に繋げていくかというイノベーションのプロセスを,工学に軸足を置きながら学際的に分析する学問領域である。EEは,What to makeの部分の分析に主眼を置いており,「無から有を生み出すものづくり工学」といえる。EEをベースとする研究会を2000年秋に立ち上げ8年が経過した。この間,研究会活動,年次大会,冬季大会などで普及活動に努めた結果,研究発表は年間50件近くになり,質,量共に充実し,相応の定着が図ることができた。これらの事例や研究の蓄積を,工学と経営学の両面から分析してイノベーションの発生メカニズムを明らかにしていくことが今後のEEの使命であり,ここでは,起業工学をめぐる内外の動向や,経営学から見た起業工学の意義と取り組みについて述べた。