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J-GLOBAL ID：200902292110870496   整理番号：09A0435911

チタンをステンレス鋼にMIGろう付けした長寿命・高耐食キャニスタの成立性評価

Feasibility of Long-Life and Corrosion-Resistant Canister with MIG Brazing of Titanium to Stainless Steel

著者 (4件)： 古谷正裕 (電力中央研 原子力技研) ,  常磐井守泰 (電力中央研 原子力研) ,  田中伸幸 (電力中央研 知的財産セ) ,  堀江正明 (電力中央研 原子力技研)
資料名： チタン  (Titanium Japan)
巻： 57  号： 2  ページ： 89-96  発行年： 2009年04月28日 
JST資料番号： G0043A  ISSN： 1341-1713  CODEN： CHITF5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 使用済燃料の超長期貯蔵を目的とし,コンクリートキャスクを対象に,従来のステンレス鋼キャニスタをチタン被覆する概念を提案した。厚さ1mmの純チタン板を316Lステンレス鋼に被覆する手法としてMIGろう付けを選定し,MIGろう付け条件の最適化し,ろう付け部の強度評価のための基礎試験を行った。チタンとステンレス鋼をろう付けできる目処をたてることができた。ろう付けワイヤは,MG960(Cu-1Mn-3Si系ろう付け棒)が有望である。チタン系材料とステンレス鋼の試験体の静的機械的強度はせん断応力440~480N/mm₂,剥離強度1100~1250N,JIS G0601のせん断応力240~290N/mm₂であり,充分な強度を有する。

シソーラス用語： *高レベル廃棄物 ,  使用済燃料要素 ,  貯蔵 ,  期間 ,  *キャニスタ ,  キャスク ,  *ろう付 ,  MIG溶接 ,  チタン ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  オーステナイト鋼 ,  ろう付継手 ,  銅合金 ,  マンガン含有合金 ,  ケイ素含有合金 ,  *機械的性質 ,  評価 ,  静荷重 ,  剪断応力 ,  強度 ,  円筒容器 ,  亀裂 ,  界面 ,  表面構造 ,  走査電子顕微鏡 ,  破面
準シソーラス用語： 高レベル放射性廃棄物 ,  廃棄物貯蔵 ,  長期 ,  コンクリートキャスク ,  SUS316L ,  強度評価 ,  剥離強度 ,  割れ ,  界面組織

分類 (2件)： ろう付  (WC07050C) ,  放射性廃棄物  (MB05000Y)

引用文献 (8件)：

• 有冨正憲, 重留義明他,「リサイクル燃料資源の確かな安全備蓄に向けて--使用済燃料中間貯蔵の現状と対策」, 日本原子力学会誌, 48, 9(2006), 637-660.
• Saigusa, T., “Current status of interim spent fuel storage first in Japan”, Proc. International Seminar on Interim Storage of Spent Fuel (ISSF) 2006, II-2-1(2006),(CD-ROM Pubilication).
• Tokiwai, M., Kimura, H. and Kusanagi, H., “The Amount of Chlorine Contamination for Prevention of Stress Corrosion Cracking in Sensitized Type 304 Stainless Steel”, Corrosion Science, 25, 8/9,(1985) pp. 837-844.
• 原子力安全・保安部会核燃料サイクル安全小委員会,「コンクリートキャスクを用いる使用済燃料貯蔵施設 (中間貯蔵施設) に係る技術検討報告書」, 総合資源エネルギー調査会 (2004).
• 日本チタン協会 (編)「チタンの小事典」, 日本チタン協会 (2002).

タイトルに関連する用語 (8件)： チタン ,  ステンレス鋼 ,  MIG ,  ろう付け ,  長寿命 ,  高耐食 ,  キャニスタ ,  評価