特許
J-GLOBAL ID:200903097925659087

大規模並列核酸分析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平木 祐輔
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-141673
公開番号(公開出願番号):特開2009-284834
出願日: 2008年05月29日
公開日(公表日): 2009年12月10日
要約:
【課題】単一細胞レベルの試料から得られるcDNAライブラリーに含まれるcDNAの個別並列増幅を行い遺伝子の発現解析を実現する方法を提供する。【解決手段】第1担体上に固定化されたpoly(T)配列を含むプローブを利用してmRNAを精製し、cDNAライブラリーの調製を行い、個別増幅用のプライマー結合部位1を担体上cDNAの末端に挿入する。続いて、第2担体に固定化された上記プライマー結合部位と相補的な配列を有するプローブと、cDNAの末端部のプライマー結合部位の相補鎖結合及び伸長反応を行い、第2担体上にcDNAの配列を移管する。その後、制限酵素切断により、第1担体と第2担体を分離する。第2担体上のDNA断片の末端に第2のプライマー結合部位を挿入し、増幅、解析を行うことにより課題の解決が可能となる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
一群のmRNAを鋳型として生成したcDNAライブラリーに含まれるcDNAを解析する方法であって、 第1担体に固定されたpoly(T)配列を含む配列からなる第1プローブとmRNA試料とを相補鎖結合させる工程と、 前記mRNA試料を鋳型として、逆転写酵素を用いて前記第1プローブを伸長させ、第1伸長鎖<第1cDNA鎖>を生成させ、前記第1伸長鎖からなるcDNAライブラリーを調製する工程と、 前記第1伸長鎖である第1cDNA鎖を鋳型とし、前記mRNAの部分的分解物をプライマーとする相補鎖合成伸長反応により第2伸長鎖<第2cDNA鎖>を生成する工程と、 前記逆転写酵素によって伸長された端部に対応する、前記第1伸長鎖である第1cDNA鎖の3’末端及び前記第2伸長鎖である第2cDNA鎖の5’末端へ、第1断片及び前記第1断片に相補的な配列を含む配列を有する第2断片を各々導入する工程と、 第2担体に固定されてかつ前記第1断片に相補的な配列を含む配列を有する第2プローブと前記第1cDNA鎖に導入された第1断片とを相補鎖結合させる工程と、 前記第1伸長鎖を鋳型として、前記第2プローブを伸長させ、第3伸長鎖を生成する工程と、 前記第1伸長鎖と前記第3伸長鎖との2本鎖を制限酵素により切断し、前記第1担体に結合するDNA断片と前記第2担体に結合するDNA断片とを分離し、少なくとも前記第2担体に結合するDNA断片を得る工程と、 前記結合断片の前記第2プローブの伸長鎖の3’末端及び前記第2プローブの伸長鎖の相補鎖の5’末端へ、第3断片及び前記第3断片に相補的な配列の少なくとも一部を含む配列を有する第4断片を各々導入する工程と、 前記第2担体に結合するDNAにおいて、前記第1断片及び前記第2プローブからなる2本鎖と第3断片及び第4断片からなる2本鎖とに挟まれた部分の配列を解析することでcDNAライブラリーの分析を行うことを特徴とする、前記方法。
IPC (2件):
C12Q 1/68 ,  C12N 15/09
FI (2件):
C12Q1/68 A ,  C12N15/00 A
Fターム (21件):
4B024AA11 ,  4B024CA01 ,  4B024CA04 ,  4B024CA09 ,  4B024CA11 ,  4B024CA12 ,  4B024CA20 ,  4B024HA11 ,  4B063QA01 ,  4B063QA13 ,  4B063QA18 ,  4B063QQ42 ,  4B063QQ52 ,  4B063QR32 ,  4B063QR35 ,  4B063QR55 ,  4B063QR59 ,  4B063QR62 ,  4B063QS25 ,  4B063QS32 ,  4B063QX01
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 核酸増幅法
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平10-541308   出願人:グラクソグループリミテッド

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