特許
J-GLOBAL ID:200903099521430909

血圧監視装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本田 崇
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-285668
公開番号(公開出願番号):特開平9-122086
出願日: 1995年11月02日
公開日(公表日): 1997年05月13日
要約:
【要約】【課題】 被験者に負担を与えることなく連続的に安全且つ高精度で血圧を監視できる血圧監視装置を提供する。【解決手段】 カフを用いた最初の血圧測定を行なった後、脈波伝播時間Ttの計測を逐次行なうとともにその都度脈波伝播時間変動分△Tを算出して脈波伝播時間変動分閾値△TS と比較する。そして、脈波伝播時間変動分△Tが脈波伝播時間変動分閾値△TS を超えると、カフ2による血圧値BPtを測定するとともに脈波伝播時間Tt1 を計測する。そしてそれまで記憶しておいた少なくとも2つの血圧値BPt、脈波伝播時間Tt1 があれば、これらから被験者固有の定数α、βを最小二乗法に基づいて算出し、さらに定数αから脈波伝播時間変動分閾値△TS を算出して、現時点の脈波伝播時間変動分閾値△TS を更新する。
請求項(抜粋):
カフを用いて血圧測定を行なう血圧測定手段と、この血圧測定手段により測定された血圧値を記憶する血圧値記憶手段と、外部から入力される脈波伝播時間変動分閾値及び血圧変動分閾値を記憶する閾値記憶手段と、生体の大動脈側の脈波上の時間間隔検出基準点を検出する時間間隔検出基準点検出手段と、前記大動脈側の脈波より遅れて現われる末梢血管側の脈波を検出する脈波検出手段と、前記時間間隔検出基準点検出手段と前記脈波検出手段とのそれぞれの検出出力に基づき脈波伝播時間を計測する脈波伝播時間計測手段と、前記血圧測定手段により血圧測定されたときの前記脈波伝播時間計測手段により計測された脈波伝播時間を記憶する脈波伝播時間記憶手段と、前記脈波伝播時間計測手段により計測された2つの脈波伝播時間から脈波伝播時間変動分を算出する第一の演算手段と、前記血圧値記憶手段に記憶された少なくとも2つ血圧値とこれら血圧値に対応して前記脈波伝播時間記憶手段に記憶された脈波伝播時間とから血圧と脈波伝播時間との関係を表わす式を成立させる被験者固有の定数を算出する第二の演算手段と、前記閾値記憶手段から読み出される血圧変動分閾値を、算出された被験者固有の定数で除して記憶手段内の脈波伝播時間分閾値を更新する第三の演算手段と、算出された脈波伝播時間変動分が前記記憶手段から読み出される脈波伝播時間変動分閾値を超えたか否かを判定する判定手段と、前記脈波伝播時間変動分が前記脈波伝播時間変動分閾値を超えたと判断された場合に前記血圧測定手段を制御してカフによる被験者の血圧測定を行なうとともに前記脈波伝播時間変動分閾値の更新を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする血圧監視装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 連続血圧モニタ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-284583   出願人:オムロン株式会社
  • 特開平4-200440
  • 特開平4-200440

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