抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水平多層構造モデル中の任意の位置に存在する点電流源によって生じる電位分布を計算するために,Sato(2000)によって示された漸化式導出手順を使って,新たに理論式を導出した。理論式に含まれる各係数は,上方接続と下方接続によって順次計算される漸化式によって記述される。その過程で,Sato(2000)では明示的には考慮されていなかった層境界に点電流源が存在する場合についても考察した。さらに,導出した理論式を改良し,リニアフィルタ法による数値計算の過程で指数項が発散しないよう安定化を図った。また,地表電気探査において良く知られている比抵抗変換関数を,本稿で導出した理論式を用いて導出した。加えて,海底電気探査への適用に関して,多層化した海水層と海底地盤層に対して,電流電極と電位電極を海底に設置した場合の比抵抗変換関数を,理論式を用いて導出し,安藤(2006)が報告したように,系全体の比抵抗変換関数は海水層部分と海底地盤層部分の比抵抗変換関数の並列結合で表現されることを示した。(著者抄録)