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J-GLOBAL ID：201102222746559138   整理番号：11A0937909

散乱中性子計測用ガラスシンチレーター材料の開発

Development of Glass Scintillator Material for Measurement of Scattered Neutron Originated from Inertial Confinement Fusion

著者 (17件)： 村田貴広 (熊本大 教育) ,  村田貴広 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  藤野茂 (九大 大学院工学研究院) ,  吉田英樹 (長崎県窯技セ) ,  有川安信 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  中里智治 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  清水俊彦 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  猿倉信彦 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  中井光男 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  乗松孝好 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  疇地宏 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ) ,  鎌田圭 (古河機械金属 素材総合研) ,  薄善行 (古河機械金属 素材総合研) ,  須山敏尚 (トクヤマ 開発セ) ,  吉川彰 (東北大 多元物質科研) ,  佐藤仲弘 (浜松ホトニクス 産開研) ,  菅博文 (浜松ホトニクス 産開研)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 39  号： 5  ページ： 312-318  発行年： 2011年05月15日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 最近のレーザ核融合研究の進展に伴い,散乱中性子測定法に基づいた爆縮プラズマ計測システムの開発が強く望まれている。著者らは極めて過酷な条件の下で散乱中性子を弁別して検出可能なシンチレータPr³⁺ドープ20Al(PO₃)₃-80LiF(ALF80+Pr)を開発した。本報では,開発に当たって採用した材料設計戦略を説明し,基本特性評価とシンチレーション特性評価の結果から,ALF80+Prは散乱中性子に対する選択的応答が高く,280nm付近に5d-4f遷移に基づくPr³⁺の紫外発光を示し,20ns以下の蛍光寿命をもち,高いガラス形成能と化学的安定性を兼ね備えていることを示した。レーザ核融合実験での性能評価では生成したX線と中性子を弁別計測できたこと,アレー化による多チャンネル画像計測の基礎データを集積することが可能となったことを述べた。

シソーラス用語： *ガラスシンチレータ ,  *中性子検出 ,  *中性子 ,  爆縮 ,  レーザ核融合 ,  *プラズマ診断 ,  メタリン酸塩 ,  アルミニウム化合物 ,  フッ化リチウム ,  リン酸塩ガラス ,  プラセオジム ,  ドーピング ,  *散乱中性子

分類 (1件)： 核融合装置  (BJ02083Z)

引用文献 (24件)：

• 疇地宏. プラズマ・核融合学会誌. 2005, 81, 増刊, 2
• 疇地宏. プラズマ・核融合学会誌. 2005, 81, 増刊, 98
• CRAY, D. Science. 2010, 328, 808
• 宮永憲明. プラズマ・核融合学会誌. 1999, 75, 増刊, 2
• MORAN, M. Rev. Sci. Instrum. 2004, 75, 3592

タイトルに関連する用語 (4件)： 散乱 ,  中性子計測 ,  ガラスシンチレーター ,  開発