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J-GLOBAL ID:201102233314506949   整理番号:11A1315544

亜鉛はNMDA受容体NR2Aサブユニットへの高親和性結合を介して痛みを軽減する

Zinc alleviates pain through high-affinity binding to the NMDA receptor NR2A subunit
著者 (39件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 1017-1022  発行年: 2011年08月 
JST資料番号: W1370A  ISSN: 1097-6256  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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中枢神経系で豊富な亜鉛が痛みを制御する機構が不明なので,本研究で検討した。細胞外の亜鉛がNR2Aサブユニット含有NMDA受容体を調節するin vitroの研究を発展させて,結合部位を変異したNR2A-H128Sノックインマウスを作製した。このマウスでは,nMレベルの亜鉛によるNMDA電流の抑制が海馬と軸索で失われ,放射熱やカプサイシンに過敏になり,炎症や神経障害での疼痛モデルでの異痛症が増加した。通常で起こる亜鉛で誘発される無痛覚は,このノックインマウスで失われていた。したがって,亜鉛は興奮性神経伝達の調節因子であり,NR2A含有NMDA受容体に依存する痛み処理機構を標的にすることが示された。
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分類 (4件):
分類
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その他の感覚  ,  中枢神経系  ,  神経の基礎医学  ,  その他の中枢神経系作用薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
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