抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
”薬膳”とは「中医学の基礎概念である陰陽五行説に基づき,健康管理や病気治療のために食材の持つ様々な機能を組合わせて作った食養生」のことである。薬膳には食養生としての薬膳と,治療補助的な意味の薬膳があり,健康維持を目指す薬膳は”養生薬膳”に属している。自然界の陽気が旺盛な時期で万物が成長する夏季に焦点を絞り,その養生法について紹介した。夏の養生法の基本原則は暑さや湿気から身を守るとともに,涼を求めて体内の陽気を衰えさせないことが肝要である。夏の養生に用いる食材としては,夏の主味は苦味であり,苦瓜などの苦味によって熱を冷まし暑さを体外に出す効果があるが,陰陽を消耗するので使用量は加減が必要であること,その他,夏の養生茶について述べたほか,夏の薬膳としてそれぞれ「益気生津」,「健脾和胃」,「冬病夏治」の薬膳;夏の気効養生;などについて記述した。