抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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中医学では人体を有機的統一体と考え,その基礎概念に基づいて健康管理や病気治療のために食材の持つ多様な機能を組合わせて作った食養生法の”薬膳”を日常生活に取り入れ,体の状態を改善することで老化を遅らせることが可能だと考えられている。老化が始まる年齢は個人差もあるが,女性が35歳,男性が40歳頃から徐々に体力,気力,性機能などが低下する。中医学では老化に大きく関与する臓腑は脾胃と腎と考え,腎中精気の衰え,脾胃機能の失調,痰濁などが老化の要因と考えられている。老化の養生に使われる食材・生薬には,補気のためのはと麦,長芋等;理気解鬱のためのそば,にら等;養血のためのほうれん草等;滋陰のための胡桃,黒ごま等;助陽のための羊肉,海老等;などがある。さらに,老化防止と漢方,老化防止と養生気功,更年期障害などについて記述した。