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J-GLOBAL ID：201202266639300061   整理番号：12A1029492

気泡追跡法による個別気泡の三次元気泡速度計測手法の開発

著者 (5件)： 金井大造 (電力中研) ,  古谷正裕 (電力中研) ,  新井崇洋 (電力中研) ,  白川健悦 (電力中研) ,  西義久 (電力中研)
資料名： 電力中央研究所原子力技術研究所研究報告  (CRIEPI Report. L (Central Research Institute of Electric Power Industry))
号： L11014  ページ： 23P  発行年： 2012年07月 
JST資料番号： L2958B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原子炉内の熱流動をより適切に評価できる最適評価コードは世界標準となりつつあり,日本でも独自にその開発を進めている。その一環として,本論文では,水空気系大口径円筒管内二相流において,気泡の三次元速度を計測するための信号処理手法(上下2組ワイヤメッシュセンサによる気泡追跡法)を開発し,その有効性を確認した。近接配置した上下2組のワイヤメッシュセンサ(WMS)の二相流計測信号から個々の気泡の体積及び位置情報を取得し,上下WMS間で体積が最も類似する気泡を追跡することで,個々の気泡の三次元速度を計測する手法を開発した。間欠的に生ずる大気泡を計測し,大気泡の上側,下側,外側の領域に流路を分割して信号処理を行った。その結果,大気泡下側領域ではウェイク(二次的な流れ)により加速される気泡等,二相流の間欠的・過渡的な特性をモデル化する上で重要となる気泡間相互作用を直接的に捉えることができた。

シソーラス用語： *原子炉 ,  解析 ,  *熱 ,  *気液二相流 ,  *気泡 ,  三次元流 ,  計測 ,  空間 ,  相互作用 ,  間欠運動 ,  過渡応答 ,  *熱流動解析 ,  原子炉容器プレナム
準シソーラス用語： プレナム ,  輸送方程式

分類 (1件)： 原子炉熱力学  (MD02030Q)

引用文献 (13件)：

• 1. 田中俊一、佐藤治、石島清見、「我が国での米国原子力ソフトウェアの利用と課題-米国の管理政策に変化の兆し-」、原子力eye,56,No.11 (2010年11月).
• 2. M. Furuya,N. Ueda and Y. Nishi, "Applicability of Best-Estimate Analysis TRACE in Terms of Natural Circulation BWR Stability", CRIEPI Research Report,L10005 (2011).
• 3. S. Paranjape, M. Ishii andT. Hibiki, "Modeling and measurement of interfacial area concentration in two-phase flow", Nucl. Eng. Des 240 (9), pp. 2329-2337 (2010).
• 4. S. Kim, S.S. Paranjape, M. Ishii andJ. Kelly, "Interfacial structures and regime transition in co-current downward bubbly flow",Proc. ASME/JSME Joint Fluids Eng Conf 2 B, pp. 1595 (2003).
• 5. T. Kanai, M. Furuya, T. Arai, K. Shirakawa Y. Nishi and N. Ueda, "Multi-dimensional Two-Phase Flow Measurements in a Large-Diameter Pipe Using Wire-Mesh Sensor", Proc.ICONE19,Osaka,Japan, CD-ROM, (2011)

タイトルに関連する用語 (5件)： 気泡 ,  追跡 ,  速度計測 ,  手法 ,  開発