抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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データストリーム処理のアプリケーションには,アルゴリズム取引やネットワークパケット監視のように,大容量データストリームを低レイテンシで処理することが必要なものがある。マルチコアCPUを用いた並列処理により大容量ストリームの処理が可能であるが,オペレータごとにスレッドを割り当てると,CPUコア間通信やスレッド待機のオーバヘッドによりレイテンシが増大する。逆にスレッド数が少なすぎては並列性を生かせず,処理できるデータ量に限界が生じる。本論文では,CPUアーキテクチャやスレッド待機のオーバヘッドを考慮し,処理レイテンシを短縮するスレッド割当手法を提案する。マルチコア環境におけるデータストリーム処理のレイテンシ定義を与え,モデル上で最適なスレッド割当が求まることを示す。更に,入力ストリームのデータレート変化に応じてオペレータを再配置する際,ストリーム処理を止めずにタプル適用順序を守ってオペレータを再配置する方法を提案する。(著者抄録)