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J-GLOBAL ID：201402220939257081   整理番号：14A0642951

スキルミオン合体における電気力学

Electrodynamics in Skyrmions Merging

著者 (2件)： TAKASHIMA Rina (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  FUJIMOTO Satoshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 83  号： 5  ページ： 054717.1-054717.11  発行年： 2014年05月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近の研究で金属的カイラル磁性体Fe_0.5Co_0.5Siにおいてスキルミオン相が破壊された時に磁気的スキルミオンの合体が観測され,数値シミュレーションにより二つのスキルミオンの合体点においてモノポールが存在することが証明された。そのような磁気的組織と伝導電子の間の交換相互作用は新興の電気力学により記述することが出来る。本論文で,著者らはスキルミオンの合体プロセスの伝導電子に対する影響を誘起される電流を計算することにより調べている。ここでは,交換相互作用に加えて,破れた反転対称性による反対称スピン-軌道結合(SOC)を考慮している。これは遍歴磁性体Fe_0.5Co_0.5Siにおけるスキルミオン組織の実現にとって本質的な要素である。著者らは無散逸の断熱電流およびSOCの効果を含む実効的な電磁場により駆動される散逸電流を得ている。実効的電磁場の観点から,合体点における動くモノポールはダイオン状オブジェクトとなる;すなわち,それは電荷と磁荷の両方を有している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *スキルミオン ,  *ダイオン ,  スピン-軌道相互作用 ,  *磁気単極子 ,  磁性材料 ,  *伝導電子 ,  交換相互作用 ,  鉄化合物 ,  コバルト化合物 ,  ケイ化物 ,  シミュレーション ,  *カイラル磁性結晶 ,  数値シミュレーション
準シソーラス用語： スキルミオン格子 ,  磁気モノポール

分類 (1件)： 磁性一般  (BM06010M)

引用文献 (30件)：

• S. Mühlbauer, B. Binz, F. Jonietz, C. Pfleiderer, A. Rosch, A. Neubauer, R. Georgii, and P. Böni, Science 323, 915 (2009).
• X. Z. Yu, Y. Onose, N. Kanazawa, J. H. Park, J. H. Han, Y. Matsui, N. Nagaosa, and Y. Tokura, Nature 465, 901 (2010).
• W. Münzer, A. Neubauer, T. Adams, S. Mühlbauer, C. Franz, F. Jonietz, R. Georgii, P. Böni, B. Pedersen, M. Schmidt, A. Rosch, and C. Pfleiderer, Phys. Rev. B 81, 041203 (2010).
• X. Z. Yu, N. Kanazawa, Y. Onose, K. Kimoto, W. Z. Zhang, S. Ishiwata, Y. Matsui, and Y. Tokura, Nat. Mater. 10, 106 (2011).
• N. Nagaosa and Y. Tokura, Nat. Nanotechnol. 8, 899 (2013).

タイトルに関連する用語 (3件)： スキルミオン ,  合体 ,  電気力学