抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究はアリューシャン渦の水塊構造と特性の解明を目的に行った。渦の観測は2010年7月にアッツ島南岸の51.25Nに沿った171.35E~174.63E間で行った。渦周辺の7月の気候値データを解析し,渦の水塊構造と2009年8月の渦周辺の水塊構造を比較した。観測した渦には,水深80~200mに中冷水が,水深200~500mに暖水塊があった。7月の気候値を見ると,渦の西側(170.5E付近)に前線構造があった。2009年の170Eにも中冷構造があったが,アッツ島南岸と175.5E~176.5.Eには無かった。本研究の渦は気候値データを見る限り中冷構造が無い海域にあったが,その構造が見られたため,アッツ島西方の水塊の影響を受けたと示唆された。(著者抄録)